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幸徳秋水の刑死110年に当たって |
2021/01/20(水)
今年1月24日は、地元の偉人・幸徳秋水の刑死110年に当たる。生誕150年の記念すべき年である。24日は昼から、秋水の墓前で大逆事件に関わる支援者たちが集まって、墓前祭が行われる。
ただねえ、生憎のコロナ禍の中で、予定していた記念講演やイベントは、ほとんど中止となってしまった。残念だが仕方が無かろう。
今はもう大逆事件なんぞ、当時の政府のでっあげ事件であることは、広く世間に知られている。
当時の活動家たちの一部の者の跳ね上がりを、山県などの醜悪なる権力者たちが利用して、絶対主義的天皇制の下、国民の抑圧を図るために、反戦・平和、自由・平等・博愛の実現と、そのために社会主義を目指そうと言う幸徳らの主張を社会から一掃するために、多数の活動家たちが逮捕され、完全な闇裁判で1人の証人も登場させず、26人が有罪判決を受けた。内24人が死刑、2人が有期刑となった。翌日天皇による恩赦と言う形で12人が終身刑となったが、12名は判決から僅か6日後に処刑される…という、今ではとても信じられないような乱暴極まる政権によるでっち上げ犯罪であった。
戦前は勿論、戦後においても社会から迫害を受け続けてきた、幸徳秋水は、20世紀最後の2000年12月、立ち上がった地元の有志達に押されて、当時の中村市議会全会一致で、【幸徳秋水を顕彰する決議】が行われた。
地元において、一応の名誉回復はなされたが、国は、大逆事件関係者の刑罰について取り消そうとはしないのである。
この戦いは、未だ終わってはいない。国が大逆事件関係者に、きちんと謝罪し、刑の取り消しを行うまで、この戦いは続くだろう。
この記念すべき年に、地元の幸徳秋水を顕彰する会は、次に掲げる秋水の「吾人は飽くまで戦争を否認す」の一文を記念碑に刻み、幸徳秋水の墓がある正福寺境内に建てる予定です。
石碑に刻むのは、下記の青い字で表記している部分となります。
この計画には、全国から多くの募金が寄せられています。
戦後75年がたち、またぞろ恥知らずな権力者たちの、戦前回帰の不埒な策動が始まっています。
改憲による人権無視の明治憲法の復活、9条を無くして再び戦争のできる国造り…まったくもって信じられないような動きが始まっており、これに、戦争の恐ろしさを知らない若者たちが、「愛国心」だとか「国を守る」だとかの言葉に乗せられて、自民党を支持する動きがあることが、私には嘆かわしくてなりません。
コロナ禍という、国民を苦しめる。この国難の状況下においてさへ、これを利用して首相に絶対的な権限を与える「非常事態宣言法」を成立させようともくろむ自公政権は、断じて信じてはならないと私は思います。
今回の菅政権の「刑罰を含むコロナ特措法」が、その露払いとならないよう警戒したいものです。
今年1月24日は、地元の偉人・幸徳秋水の刑死110年に当たる。生誕150年の記念すべき年である。24日は昼から、秋水の墓前で大逆事件に関わる支援者たちが集まって、墓前祭が行われる。
ただねえ、生憎のコロナ禍の中で、予定していた記念講演やイベントは、ほとんど中止となってしまった。残念だが仕方が無かろう。
今はもう大逆事件なんぞ、当時の政府のでっあげ事件であることは、広く世間に知られている。
当時の活動家たちの一部の者の跳ね上がりを、山県などの醜悪なる権力者たちが利用して、絶対主義的天皇制の下、国民の抑圧を図るために、反戦・平和、自由・平等・博愛の実現と、そのために社会主義を目指そうと言う幸徳らの主張を社会から一掃するために、多数の活動家たちが逮捕され、完全な闇裁判で1人の証人も登場させず、26人が有罪判決を受けた。内24人が死刑、2人が有期刑となった。翌日天皇による恩赦と言う形で12人が終身刑となったが、12名は判決から僅か6日後に処刑される…という、今ではとても信じられないような乱暴極まる政権によるでっち上げ犯罪であった。
戦前は勿論、戦後においても社会から迫害を受け続けてきた、幸徳秋水は、20世紀最後の2000年12月、立ち上がった地元の有志達に押されて、当時の中村市議会全会一致で、【幸徳秋水を顕彰する決議】が行われた。
地元において、一応の名誉回復はなされたが、国は、大逆事件関係者の刑罰について取り消そうとはしないのである。
この戦いは、未だ終わってはいない。国が大逆事件関係者に、きちんと謝罪し、刑の取り消しを行うまで、この戦いは続くだろう。
この記念すべき年に、地元の幸徳秋水を顕彰する会は、次に掲げる秋水の「吾人は飽くまで戦争を否認す」の一文を記念碑に刻み、幸徳秋水の墓がある正福寺境内に建てる予定です。
石碑に刻むのは、下記の青い字で表記している部分となります。
この計画には、全国から多くの募金が寄せられています。
吾人は飽くまで戦争を否認す(1904年1月)…幸徳秋水 …前略 我同胞中或者は戦勝の虚栄を夢想するが為めに、或者は乗じて奇利を博せんが為めに、 或者は好戦の慾心を満足せしめんが為めに、焦燥熱狂、出師を呼び、開戦を叫び、宛然悪 魔の咆哮に似たり、吾人是に於て吾人同志の責任益々深きを感ず、然り、吾人が大に戦争 防止を絶叫すべきの時は来れり。 吾人は飽くまで戦争を非認す、之を道徳に見て恐る可きの罪悪也、之を政治に見て恐る |
戦後75年がたち、またぞろ恥知らずな権力者たちの、戦前回帰の不埒な策動が始まっています。
改憲による人権無視の明治憲法の復活、9条を無くして再び戦争のできる国造り…まったくもって信じられないような動きが始まっており、これに、戦争の恐ろしさを知らない若者たちが、「愛国心」だとか「国を守る」だとかの言葉に乗せられて、自民党を支持する動きがあることが、私には嘆かわしくてなりません。
コロナ禍という、国民を苦しめる。この国難の状況下においてさへ、これを利用して首相に絶対的な権限を与える「非常事態宣言法」を成立させようともくろむ自公政権は、断じて信じてはならないと私は思います。
今回の菅政権の「刑罰を含むコロナ特措法」が、その露払いとならないよう警戒したいものです。
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