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69回目の8月6日

2014/08/06(水)

69回目の8月6日がやってきました。昨年から今年にかけて漫画『はだしのゲン』の描画が残酷だとか差別だとか…例によって、色んな難癖をつけられ、学校関係者の意見は一切無視して、一方的に、非民主的な方法で学校の図書館から排除される…などの動きがありましたねえ。

まあ、似たような動きは、広島の原爆資料館でも起きているようです。
原爆の悲惨な体験を絵にしたものが展示されていましたが、その中の惨酷と指定されたものが展示されないとか…なんだか、戦争の残酷さを国民の目から隠そうとする動きが、戦争できる国づくりの企み推進と同時に進められているようです。

しかし、みなさん、この機会によく考えていただきたい。
残酷だとか、差別だとか…きれいごとを言ってる連中にごまかされてはなりません。
本来、戦争とは、人と人の殺し合いです。惨酷であって当たり前です。
正常な神経で、あなたは人を殺せますか?

戦争とは、最大の暴力であり、最大の差別なんです。
そこにはむき出しの暴虐と、狂気と、欲望しか存在しない世界なんです。
そこは民主主義も良識も人間愛も存在できない…まともな人間は存在できない世界なんです。

私たちは、平和な今こそ、きちんと、そうした真実に目を向け、戦争の残虐さ、悲惨さ、あらゆる不合理から目をそらしてはならないのです。

この日に贈ります。ひとりの詩人の詩を・・・・


峠   三吉 原爆詩集

一九四五年八月六日、広島に、九日、長崎に投下された原子爆弾によっ
て命を奪われた人、また現在にいたるまで死の恐怖と苦痛にさいなまれ
つつある人、そして生きている限り憂悶と悲しみを消すよしもない人、
さらに全世界の原子爆弾を憎悪する人に捧ぐ。




ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわをへいわをかえせ


八月六日

あの閃光が忘れえようか
瞬時に街頭の三万は消え
押しつぶされた暗闇の底で
五万の悲鳴は絶え
渦巻くきいろい煙がうすれると
ビルディングは裂け、橋は崩れ
満員電車はそのまま焦げ
涯しない瓦礫と燃えさしの堆積であった広島
やがてボロ切れのような皮膚を垂れた
両手を胸に
くずれた脳漿を踏み
焼け焦げた布を腰にまとって
泣きながら群れ歩いた裸体の行列
石地蔵のように散乱した練兵場の屍体
つながれた筏へ這いより折り重なった河岸の群れも
灼けつく日ざしの下でしだいに屍体とかわり
夕空をつく火光の中に
下敷きのまま生きていた母や弟や町のあたりも
焼けうつり
兵器廠の糞尿のうえに
のがれ横たわった女学生らの
太鼓腹の、片目つぶれの、半身あかむけの、
誰がたれとも分からぬ一群の上に朝日がさせば
すでに動くものもなく
異臭のよどんだなかで
金ダライにとぶ蝿の羽音だけ
三十万の全市をしめた
あの静寂が忘れえようか
そのしずけさの中で
帰らなかった妻や子のしろい眼窩が
俺たちの心魂をたち割って
込めたねがいを
忘れえようか!




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[ 2014/08/06 07:00 ] 原発・原爆 | TB(0) | CM(0)

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