2015/07/31(金)
昨日の夜、今季2度目の『月下美人』が開花した。前回は忘れてしまい見逃したので、今回は忘れないように鉢植えを、居間から見える縁側に置いてみた。
夕方から少しづつ開花し始め、9時ごろに完全に開花した。
いつ見ても優美な花です。1日花ですから、その日見逃すと、もう見ることはできません。
この花…今回は10輪が同時に開花しました。
ため息が出るほど”美しい”と感じます。花は人の心を和らげてくれます。
旭岳には、もう何回も来ているのだから、いい加減ちゃんと花の名前を覚えてもいいのに…我ながらそう思うのだが、いくら覚えても1年たつと忘れてしまうのである。やはり年のせいなのかな?
特に、この右の写真が気になって仕方がない。2,3年前から見ているのだが、未だに名前が分らない。花の径は僅か5mmほどの小さな花です。
いかがですか?旭岳の姿…これだけくっきりと雲ひとつない旭岳は、めったに見れません。
この日は、旭岳を下山したら、ぐるりと旭岳の周りをほぼ1周して、お隣の黒岳に登る予定です。
山から山へ直線距離で10㎞くらいかな?
ところが車で行くと100㎞以上になるから大変。
…とまあ、そういうことで6月26日の報告だけで、なんと3回もかかってしまいました。
次回は、黒岳の花と大雪高原温泉…秘湯の湯…の話です。
昨日の夜、今季2度目の『月下美人』が開花した。前回は忘れてしまい見逃したので、今回は忘れないように鉢植えを、居間から見える縁側に置いてみた。
夕方から少しづつ開花し始め、9時ごろに完全に開花した。
いつ見ても優美な花です。1日花ですから、その日見逃すと、もう見ることはできません。
この花…今回は10輪が同時に開花しました。
ため息が出るほど”美しい”と感じます。花は人の心を和らげてくれます。
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エゾノツガザクラ 夫婦池
さて、北の旅も14回目…なんだか今回は簡単に紹介するつもりが、いつの間にやらロングランになってしまいました。
日は進まず、昨日の続きです。最後に旭岳の写真を載せていますが、最近にない天候のよさに驚きました。だって昨日まで、しばらく雨続きだったんですよ。
さて、北の旅も14回目…なんだか今回は簡単に紹介するつもりが、いつの間にやらロングランになってしまいました。
日は進まず、昨日の続きです。最後に旭岳の写真を載せていますが、最近にない天候のよさに驚きました。だって昨日まで、しばらく雨続きだったんですよ。
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コメバツガザクラ? イワヒゲ
旭岳には、もう何回も来ているのだから、いい加減ちゃんと花の名前を覚えてもいいのに…我ながらそう思うのだが、いくら覚えても1年たつと忘れてしまうのである。やはり年のせいなのかな?
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エゾコザクラ ミツバオウレン
雪と山と野の花…大雪山の山々は高山植物の宝庫、その取り合わせは絶妙で、毎年うっとりと見惚れてしまいます。これでねえ…下界に降りてきても『安倍晋三』のニュースが流れなきゃ、この世は極楽…なのにねえ。
雪と山と野の花…大雪山の山々は高山植物の宝庫、その取り合わせは絶妙で、毎年うっとりと見惚れてしまいます。これでねえ…下界に降りてきても『安倍晋三』のニュースが流れなきゃ、この世は極楽…なのにねえ。
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ショウジョウバカマ ?…花はツリバナに似て…葉はラン系
特に、この右の写真が気になって仕方がない。2,3年前から見ているのだが、未だに名前が分らない。花の径は僅か5mmほどの小さな花です。
いかがですか?旭岳の姿…これだけくっきりと雲ひとつない旭岳は、めったに見れません。
この日は、旭岳を下山したら、ぐるりと旭岳の周りをほぼ1周して、お隣の黒岳に登る予定です。
山から山へ直線距離で10㎞くらいかな?
ところが車で行くと100㎞以上になるから大変。
…とまあ、そういうことで6月26日の報告だけで、なんと3回もかかってしまいました。
次回は、黒岳の花と大雪高原温泉…秘湯の湯…の話です。
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2015/07/29(水)
戦争法案もいよいよ山場を迎えました。衆院に続いて参院でも戦争法案の「違憲性」が相次いで指摘されました。安倍首相は、憲法学者らが一致して「集団的自衛権の根拠にならない」と指摘している1959年の最高裁砂川判決を持ち出して「憲法に合致したもの」と強弁するなど、完全に破綻した議論を繰り返す答弁に終始しました。…これが我が国の総理かと…誠に見苦しい限りです。
だってねえ。最高裁砂川判決が根拠にならないというのは、ついこの間まで、安倍内閣が昨年集団的自衛権の容認決議するまでは、歴代自民党政権がすべて『集団的自衛権の行使は憲法違反です』と述べてきたではありませんか。砂川判決が集団的自衛権を認めていたのならば、じゃあ、歴代自民党政権は一体何をトチ狂ってたんだ…そんな話になりますねえ。(笑)
安倍内閣も、それを支持するネトウヨ諸君も『この重大事にへそが茶を沸かすような話』止めてくれないかなあ。国民をだまそうと言う、その不埒な言動許せませんよ。詐欺師顔負けだねえ。ホント、おれおれ詐欺より始末悪いよ。
…てなこと言いながら、北の旅も、そろそろ終わりに近づいてきました。
今日は、富良野から旭岳へ…です。
富良野山の中…五郎の家 最後の家…石造りの家
しかしまあ、『北の国から』の舞台となった富良野の麓郷の里、五郎たちが暮らしていた家が残されています。もう35年ほども前のことですが、それぞれの家が、いつ見ても創意工夫に満ちていて、今でも実際に住めそうです。
石造りの家…ここも毎年来てますねえ 美瑛の丘…の代わりに
6月25日、明日は清水、新得経由で層雲峡へ入る予定で、十勝岳から富良野を回り、健さん映画、ぽっぽ屋の舞台となった南富良野の幾寅駅(映画では幌舞駅となっています)の近くで車中泊の予定です。
今回は、美瑛の丘の写真撮るのを忘れたので、麓郷あたりの丘の写真を代わりにのっけておきます。
南富良野の幾寅駅…ぽっぽ屋の舞台 幾寅駅は今も現役です
ここの駅も、もう何回も来ていますが、ちょうど電車が入ってきたのは、初めてです。
学生が多かったが10人ほどが乗り込んでいました。
駅構内では繰り返し上映されています ラベンダーの花
健さんも、我々の年代には、『恰好いい男』の代表みたいな男でした。実生活と演じる役とは違うとは思うが、まあ私はやくざ映画より、後半生の映画の方が、よほど健さんの魅力が出ていると思いますが。
・・・ということで、この日は南富良野の道の駅で泊まりました。走行288㎞。
コエゾツガザクラ キバナシャクナゲ
6月26日、予定では新得から清水を経由して三国峠の樹海を通り、層雲峡の黒岳に登るつもりでした。
しかし、朝起きてみると、久しぶりの青空が見えます。明日も天気がいいとは言えません。
急きょ、予定を変更して、道央一番の観光スポット…旭岳を目指すことにしました。
昨日回ってきた道を、まるっきり逆戻りです。残念だけど、泣く子と天気には勝てません。
そしてたどりついた旭岳は、今までで一番の景色を見せてくれました。
まあ、その山の景色は次回に紹介します。
ミネズオウ クロウスゴ
大雪山…その中でも特に旭岳はカムイ・ミンタラ(神々の遊ぶ庭)として有名です。我が家の連れ合いさんは同行のKちゃんに『カムイ・チンタラ』…と紹介していました。
戦争法案もいよいよ山場を迎えました。衆院に続いて参院でも戦争法案の「違憲性」が相次いで指摘されました。安倍首相は、憲法学者らが一致して「集団的自衛権の根拠にならない」と指摘している1959年の最高裁砂川判決を持ち出して「憲法に合致したもの」と強弁するなど、完全に破綻した議論を繰り返す答弁に終始しました。…これが我が国の総理かと…誠に見苦しい限りです。
だってねえ。最高裁砂川判決が根拠にならないというのは、ついこの間まで、安倍内閣が昨年集団的自衛権の容認決議するまでは、歴代自民党政権がすべて『集団的自衛権の行使は憲法違反です』と述べてきたではありませんか。砂川判決が集団的自衛権を認めていたのならば、じゃあ、歴代自民党政権は一体何をトチ狂ってたんだ…そんな話になりますねえ。(笑)
安倍内閣も、それを支持するネトウヨ諸君も『この重大事にへそが茶を沸かすような話』止めてくれないかなあ。国民をだまそうと言う、その不埒な言動許せませんよ。詐欺師顔負けだねえ。ホント、おれおれ詐欺より始末悪いよ。
…てなこと言いながら、北の旅も、そろそろ終わりに近づいてきました。
今日は、富良野から旭岳へ…です。
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しかしまあ、『北の国から』の舞台となった富良野の麓郷の里、五郎たちが暮らしていた家が残されています。もう35年ほども前のことですが、それぞれの家が、いつ見ても創意工夫に満ちていて、今でも実際に住めそうです。
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6月25日、明日は清水、新得経由で層雲峡へ入る予定で、十勝岳から富良野を回り、健さん映画、ぽっぽ屋の舞台となった南富良野の幾寅駅(映画では幌舞駅となっています)の近くで車中泊の予定です。
今回は、美瑛の丘の写真撮るのを忘れたので、麓郷あたりの丘の写真を代わりにのっけておきます。
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ここの駅も、もう何回も来ていますが、ちょうど電車が入ってきたのは、初めてです。
学生が多かったが10人ほどが乗り込んでいました。
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健さんも、我々の年代には、『恰好いい男』の代表みたいな男でした。実生活と演じる役とは違うとは思うが、まあ私はやくざ映画より、後半生の映画の方が、よほど健さんの魅力が出ていると思いますが。
・・・ということで、この日は南富良野の道の駅で泊まりました。走行288㎞。
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6月26日、予定では新得から清水を経由して三国峠の樹海を通り、層雲峡の黒岳に登るつもりでした。
しかし、朝起きてみると、久しぶりの青空が見えます。明日も天気がいいとは言えません。
急きょ、予定を変更して、道央一番の観光スポット…旭岳を目指すことにしました。
昨日回ってきた道を、まるっきり逆戻りです。残念だけど、泣く子と天気には勝てません。
そしてたどりついた旭岳は、今までで一番の景色を見せてくれました。
まあ、その山の景色は次回に紹介します。
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大雪山…その中でも特に旭岳はカムイ・ミンタラ(神々の遊ぶ庭)として有名です。我が家の連れ合いさんは同行のKちゃんに『カムイ・チンタラ』…と紹介していました。
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2015/07/27(月)
某政党さんには、『戦争法反対の共同闘争』の組織起動の要請をしていたのだが、なかなか前に進まず、もうしようが無い、9条の会の呼びかけで組織を立ち上げようか…そんなところに話は進んでいましたが、先日やっと、誠に遅ればせながら、共産党・社民党が共同して各団体への呼びかけがありました。
23日、6市町村が存在する幡多地方の各団体代表が集い、『戦争法を許さない幡多の会』が結成されました。まずは8月6日土佐清水市で集会を開き、9日には四万十市天神橋商店街・土豫(どよ)銀行跡地
赤鉄橋下の河川敷で16時から、リレートークがスタートします。
強行採決はしたものの急激な支持率の低下(毎日調査…支持率35% 不支持率51%)で慌てる自民党と安倍内閣…内部でも右往左往が始まったようです。
さて、情勢もいよいよ緊迫してきました。私もやるべきことはやりながら、今日も北の旅の話です。
焼尻島に沈む夕日 小平町のにしん番屋
6月24日、車中泊した苫前からは手前に焼尻島、その先にはオロロン鳥で有名な天売島が見えます。
この日の夕日は太陽が2つ…達磨さんみたいな形に見えました。日本海では時々見かける現象です。
25日はすぐ近くの小平町にしん番屋を見た後、留萌-深川-旭川-美瑛-十勝岳-五郎の家-南富良野まで、走行距離288㎞の旅でした。
旭川の神居古潭入口 神居古潭駅の跡
旭川に入った途端、神居古潭の標識が目に入りました。連れ合いさんとKちゃんは行きたい…と言うことで、初めての訪れでした。
神居古潭…何と神聖な響き…専門書に縁がなく、漫画や小説でしか知識が無かった私の、神居古潭のイメージはアイヌの聖地…みたいなイメージでした。
違いました。全く違いました。
石狩川にかかる、白い木造の橋も神秘的で、どんな遺跡が見れるのかと、ドキドキしていましたが、何と見えてきたのは、機関車の姿と駅舎の跡でした。駅舎の写真中央の舗装路の跡が、以前線路だったところです。
え~えっ~ 全くイメージが違いました。
駅舎の説明によると『カムイコタン』と言うのは、アイヌ語で『魔人の住むところ』という意味なんだそうです。
なんでそんな名前がついたかというと、すぐ下を流れる石狩川の淵がとても深く、時には荒れて通行手段だった船がよく沈んだのだそうです。
そこから『カムイコタン』の名がついた…とのことでした。
29638 C57201
それよりも凄いのは、ここの駅の横手に鉄道ファンなら涎をたらしそうな、蒸気機関車が何と3台も展示されていることでした。こんな田舎の何にもないところで、静かに眠る機関車の姿に、何とも郷愁を誘われました。
29638は『きゅうろく』の愛称で親しまれた大正時代を代表する貨物用蒸気機関車です。
C57201は主に昭和10年代、急行旅客用蒸気機関車として活躍『しごなな』または『貴婦人』の愛称で呼ばれている、今もまだ人気の機関車です。
D516 白金温泉近くの青い池
D516は『でごいち』と呼ばれ、鉄道ファンに親しまれる昭和10年代に最も多く作られた蒸気機関車で、貨物用である。
駅舎にいたおじさんの話では、各地で動いていた同型の機関車の部品が無くなると、『部品を譲ってくれないか』との話が何度も舞い込み、いくつか部品を取り外して譲ったために、展示されている機関車は完璧な形ではないのだそうだ。
でもまあ、私にとっては、なかなか恰好のいい機関車で、どこの部品が抜けているのか?さっぱり分りませんでした。(笑)
近頃流行の『青い池』は、今年もたくさん観光客が来ていました。
マルバシモツケ イワタバコ
十勝岳は霧にかすんでいましたが、とにかく登ってみました。
ここには、いつも2つの花が咲いています。
望岳台から見た十勝岳 北の国から「五郎の拾ってきた家」
十勝岳から白銀温泉に回り、今日の汗を流して、富良野の五郎の家へ向かいました。
バスを家のど真ん中に取り込んだ発想の大胆さには、自分で家を建てたことのある私も脱帽です。
まあ、実に色々とガラクタを利用して、うまいこと家を建てていますねえ。
富良野へ来たなら、一見の価値あり…です。
長くなるので、この後はまた次号で。。。。
某政党さんには、『戦争法反対の共同闘争』の組織起動の要請をしていたのだが、なかなか前に進まず、もうしようが無い、9条の会の呼びかけで組織を立ち上げようか…そんなところに話は進んでいましたが、先日やっと、誠に遅ればせながら、共産党・社民党が共同して各団体への呼びかけがありました。
23日、6市町村が存在する幡多地方の各団体代表が集い、『戦争法を許さない幡多の会』が結成されました。まずは8月6日土佐清水市で集会を開き、9日には四万十市
強行採決はしたものの急激な支持率の低下(毎日調査…支持率35% 不支持率51%)で慌てる自民党と安倍内閣…内部でも右往左往が始まったようです。
さて、情勢もいよいよ緊迫してきました。私もやるべきことはやりながら、今日も北の旅の話です。
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6月24日、車中泊した苫前からは手前に焼尻島、その先にはオロロン鳥で有名な天売島が見えます。
この日の夕日は太陽が2つ…達磨さんみたいな形に見えました。日本海では時々見かける現象です。
25日はすぐ近くの小平町にしん番屋を見た後、留萌-深川-旭川-美瑛-十勝岳-五郎の家-南富良野まで、走行距離288㎞の旅でした。
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旭川に入った途端、神居古潭の標識が目に入りました。連れ合いさんとKちゃんは行きたい…と言うことで、初めての訪れでした。
神居古潭…何と神聖な響き…専門書に縁がなく、漫画や小説でしか知識が無かった私の、神居古潭のイメージはアイヌの聖地…みたいなイメージでした。
違いました。全く違いました。
石狩川にかかる、白い木造の橋も神秘的で、どんな遺跡が見れるのかと、ドキドキしていましたが、何と見えてきたのは、機関車の姿と駅舎の跡でした。駅舎の写真中央の舗装路の跡が、以前線路だったところです。
え~えっ~ 全くイメージが違いました。
駅舎の説明によると『カムイコタン』と言うのは、アイヌ語で『魔人の住むところ』という意味なんだそうです。
なんでそんな名前がついたかというと、すぐ下を流れる石狩川の淵がとても深く、時には荒れて通行手段だった船がよく沈んだのだそうです。
そこから『カムイコタン』の名がついた…とのことでした。
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それよりも凄いのは、ここの駅の横手に鉄道ファンなら涎をたらしそうな、蒸気機関車が何と3台も展示されていることでした。こんな田舎の何にもないところで、静かに眠る機関車の姿に、何とも郷愁を誘われました。
29638は『きゅうろく』の愛称で親しまれた大正時代を代表する貨物用蒸気機関車です。
C57201は主に昭和10年代、急行旅客用蒸気機関車として活躍『しごなな』または『貴婦人』の愛称で呼ばれている、今もまだ人気の機関車です。
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D516は『でごいち』と呼ばれ、鉄道ファンに親しまれる昭和10年代に最も多く作られた蒸気機関車で、貨物用である。
駅舎にいたおじさんの話では、各地で動いていた同型の機関車の部品が無くなると、『部品を譲ってくれないか』との話が何度も舞い込み、いくつか部品を取り外して譲ったために、展示されている機関車は完璧な形ではないのだそうだ。
でもまあ、私にとっては、なかなか恰好のいい機関車で、どこの部品が抜けているのか?さっぱり分りませんでした。(笑)
近頃流行の『青い池』は、今年もたくさん観光客が来ていました。
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十勝岳は霧にかすんでいましたが、とにかく登ってみました。
ここには、いつも2つの花が咲いています。
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十勝岳から白銀温泉に回り、今日の汗を流して、富良野の五郎の家へ向かいました。
バスを家のど真ん中に取り込んだ発想の大胆さには、自分で家を建てたことのある私も脱帽です。
まあ、実に色々とガラクタを利用して、うまいこと家を建てていますねえ。
富良野へ来たなら、一見の価値あり…です。
長くなるので、この後はまた次号で。。。。
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2015/07/24(金)
今日は久しぶりに、本当に久しぶりのお日様が照っています。
しかし、台風12号が接近中…つかの間の晴れ間を楽しんでいます。
さて、北の旅もずいぶん長くなりました。今回から少し、はしょることにします。
現地は6月24日…今回の北の旅で最高の寒さです。震えながらコーヒーとパンで朝食を摂り、日本最北端…宗谷岬目指して出発です。
宗谷岬…日本最北端の地…の標識 稚内公園から市街を見る
宗谷岬は日本最北端の地にふさわしく、冷たい風がきつく、連れ合いさんとKちゃんの二人は震えあがっていました。写真を撮る間も『寒~い、早く、早く』と連呼しておりました。(笑)
稚内公園…氷雪の門 稚内公園…九人の乙女の碑
稚内公園には、いくつかの小説等にも登場する…氷雪の門…があります。
氷雪の門とは、日本領だった南樺太(現・サハリン島)には、終戦当時、約42万人の日本人が生活していましたが、ソ連軍の突然の進撃により、人々は全てを捨て、祖国へと逃げ帰ることとなりました。この碑は、帰らぬ樺太への望郷の念と、樺太で亡くなった人たちの慰霊のため、1963年に建てられたものです。
その横には、九人の乙女の碑…があります。この碑は終戦時、樺太の真岡(現・ホルムスク)郵便局で通信業務を死守しょうとした9人の女性の慰霊のために建てられたものです。北緯50度線でソ連と国境に接していた樺太では、1945年8月、ソ連軍の不意の攻撃を受け戦火に見舞われました。刻々と迫る身の危険の中、真岡郵便局の女性たちは最後まで交換台に向かいましたが、『皆さんこれが最後です。さようなら、さようなら…』の言葉を残し、青酸カリを飲み、自らの命を絶ちました。終戦から5日後、8月20日のことでした。
サロベツ原野から望む利尻富士 トキソウ
稚内の沖合に浮かぶ利尻島…その先にはかすかに礼文島も見えていました。
海に浮かぶその姿は、やはり雄大です。
サロベツに着いた頃には、かなり気温も上がり散策には最適な気温になっていました。
今年も見られた…クロバナロウゲ ここにも、モウセンゴケが…
ちょっとねえ、花の種類が少なかったので、今年はどうかな? と危ぶんでいましたが、トキソウとクロバナロウゲに出会うことができました。本当は、ここでハクサンチドリに出会えたら最高だったんだが、今年は見られませんでした。
バイケイソウ サロベツ原野
第2位の広さを持つサロベツ原野…三大湿原の中でも、ここが一番荒涼とした感じがします。
湿原の周りに家が少なく、商店が無いせいもあるのでしょう。
とにかく、ここの海岸線は、かなり直線です。まあ、北海道では珍しくもありませんが・・・
まぼろし…と言われた…ヒマラヤの青いけし 黄色のけしもきれいです
サロベツからは、すぐ近く…幌延のトナカイ牧場へと向かいました。
ここでは、何と言っても、自然の中で栽培に成功した…ヒマラヤの青いけし…が見逃せません。
青い空に青いけし…同色なのに、なぜか映えるのです。
見学は無料です。
年々増殖する、コウリンタンポポ トナカイの子どもたちが
この日は、ここから再び海岸線に戻り、海沿いを南下していきました。のんびりとした何にもない景色が続きます。初山別天文台に寄り、海岸線の景色に見入りました。?
今日の泊まりは、羽幌の道の駅…と決めていましたが、なんと道の駅の駐車場が封鎖されていました。
理由は3日後のお祭り準備のため…だそうです。
こんな田舎のお祭りに3日も前から封鎖かよ…ぶつぶつ言いながら、この町を去り、すぐ近くの苫前の道の駅で車中泊しました。
本日の走行は265㎞でした。
今日は久しぶりに、本当に久しぶりのお日様が照っています。
しかし、台風12号が接近中…つかの間の晴れ間を楽しんでいます。
さて、北の旅もずいぶん長くなりました。今回から少し、はしょることにします。
現地は6月24日…今回の北の旅で最高の寒さです。震えながらコーヒーとパンで朝食を摂り、日本最北端…宗谷岬目指して出発です。
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宗谷岬は日本最北端の地にふさわしく、冷たい風がきつく、連れ合いさんとKちゃんの二人は震えあがっていました。写真を撮る間も『寒~い、早く、早く』と連呼しておりました。(笑)
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稚内公園には、いくつかの小説等にも登場する…氷雪の門…があります。
氷雪の門とは、日本領だった南樺太(現・サハリン島)には、終戦当時、約42万人の日本人が生活していましたが、ソ連軍の突然の進撃により、人々は全てを捨て、祖国へと逃げ帰ることとなりました。この碑は、帰らぬ樺太への望郷の念と、樺太で亡くなった人たちの慰霊のため、1963年に建てられたものです。
その横には、九人の乙女の碑…があります。この碑は終戦時、樺太の真岡(現・ホルムスク)郵便局で通信業務を死守しょうとした9人の女性の慰霊のために建てられたものです。北緯50度線でソ連と国境に接していた樺太では、1945年8月、ソ連軍の不意の攻撃を受け戦火に見舞われました。刻々と迫る身の危険の中、真岡郵便局の女性たちは最後まで交換台に向かいましたが、『皆さんこれが最後です。さようなら、さようなら…』の言葉を残し、青酸カリを飲み、自らの命を絶ちました。終戦から5日後、8月20日のことでした。
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稚内の沖合に浮かぶ利尻島…その先にはかすかに礼文島も見えていました。
海に浮かぶその姿は、やはり雄大です。
サロベツに着いた頃には、かなり気温も上がり散策には最適な気温になっていました。
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ちょっとねえ、花の種類が少なかったので、今年はどうかな? と危ぶんでいましたが、トキソウとクロバナロウゲに出会うことができました。本当は、ここでハクサンチドリに出会えたら最高だったんだが、今年は見られませんでした。
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第2位の広さを持つサロベツ原野…三大湿原の中でも、ここが一番荒涼とした感じがします。
湿原の周りに家が少なく、商店が無いせいもあるのでしょう。
とにかく、ここの海岸線は、かなり直線です。まあ、北海道では珍しくもありませんが・・・
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サロベツからは、すぐ近く…幌延のトナカイ牧場へと向かいました。
ここでは、何と言っても、自然の中で栽培に成功した…ヒマラヤの青いけし…が見逃せません。
青い空に青いけし…同色なのに、なぜか映えるのです。
見学は無料です。
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この日は、ここから再び海岸線に戻り、海沿いを南下していきました。のんびりとした何にもない景色が続きます。初山別天文台に寄り、海岸線の景色に見入りました。?
今日の泊まりは、羽幌の道の駅…と決めていましたが、なんと道の駅の駐車場が封鎖されていました。
理由は3日後のお祭り準備のため…だそうです。
こんな田舎のお祭りに3日も前から封鎖かよ…ぶつぶつ言いながら、この町を去り、すぐ近くの苫前の道の駅で車中泊しました。
本日の走行は265㎞でした。
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2015/07/22(水)
昨日は小雨降る中、どういう訳か、何度建てても撤去の憂き目にあい、何度も何度も建て直し続けた、因縁の大看板を、ついに設置してきました。
単管を土中に打ち込み、高さ3mの枠を組み、補強の控柱も取り付けました。これで台風が来ても看板が倒れることはないだろうと思います。
国道56号線沿い、磯ノ川の『こーひー亭』の向かいになります。
道行く人々の目に、『守ろう 憲法9条』の大看板が、よく見えると思います。
さて、北の旅…雌阿寒温泉で久しぶりに、畳の上でのんびりと手足を伸ばして疲れをとり、6月23日はサロマ湖へと向かいます。
?? キンバイ
草花の名前も、昔は熱心によく調べたものですが、最近はもう邪魔くさくなってしまい、?のまま済ませてしまうようになってしまいました。
?? カンボク?
この草花たちは、雌阿寒温泉の周辺で見かけた花たちです。
テレビでは、今日は北海道もぐんと冷え込み、これから訪れる紋別市では9度まで温度が下がるだろう…と言ってました。
さて、久しぶりの雨が降っています。
目的地のサロマ湖展望台は、霧に覆われて下界は真っ白…何にも見えません。
コマクサ タカネグンナイフウロ
まあ、とりあえずサロマ湖の周りを走り回り、お昼にラーメンでも食べようかと、湧別の芝居小屋「湧楽座」を訪れましたが、閉まっていました。ありゃりゃ…ラーメン店も閉店になってしまったようですねえ。
何にもない湧別の観光目玉が、この状況では、こりゃ湧別は忘れられた街になりかねませんよ。
タカネグンナイフウロ ??
サロマでも湧別でも、まあ天候のせいもあって何にも見るものが無くて、時間がたっぷりと余っています。
まだ昼前です。場合によっては、ここのチューリップ温泉で車中泊の予定でしたが、次の目的地…滝上町の陽殖園を目指すことにしました。
滝上町の道の駅で、軽食を摂り、高橋武市さんが一代で築きあげた花の山…陽殖園を訪ねました。
キキョウ ミヤマオダマキ
ここ何年か、ここ陽殖園を訪ねる時は、どういう訳か雨の日…が続いています。
ここでも、花の時期が微妙にずれている…そんな感じを受けました。
咲いてる花の種類が少なく、時期がどうもいつもと違う…そんな感じがしました。
エリカ コウホネ
小雨の中、連れ合いさんは、北海道初心者のKちゃんに、色々と講釈を述べながら、楽しそうに山の中を歩いておりました。
この日は、ここで一泊か…と思っていましたが、連れ合いさんはもっと先へ回りたい…とのご要望です。
ええっ…と思いましたが、確かにまだ時間はある。どうせ車中泊だから、どこで泊まってもいいか…なんて思いながら寒い中、紋別の町へ入ります。
ここの小さな岬にオホーツク温泉…なんて、ちょっとしゃれた名の温泉案内が目に入り、寄ることにしました。海の見える露天風呂は少ししょっぱい塩味がしました。
その後、今日の宿泊地を猿払の道の駅と定め、一路オホーツクの道をひた走ります。
猿払の道の駅にはレストランがあり、ホタテづくしの料理が味わえます。問題は、ラストオーダーが何時までだったか…肝心なことを忘れてしまいました。
でも前回、食事の後は確か…暗かったよなあ…とおぼろな記憶を頼りに車を走らせました。
着いたのは夕暮れの6時半…慌ててレストランの時間を確認…間に合いました。ラストオーダーは7時半となっていました。
この日も生ビールで乾杯。ホタテの刺身、塩焼き、バター焼きに舌鼓を打ちました。
あ~ 一つ忘れていました。ホタテのシチュー…これを食べ忘れましたが、まあ一応満足です。
今日の走行距離414㎞でした。
昨日は小雨降る中、どういう訳か、何度建てても撤去の憂き目にあい、何度も何度も建て直し続けた、因縁の大看板を、ついに設置してきました。
単管を土中に打ち込み、高さ3mの枠を組み、補強の控柱も取り付けました。これで台風が来ても看板が倒れることはないだろうと思います。
国道56号線沿い、磯ノ川の『こーひー亭』の向かいになります。
道行く人々の目に、『守ろう 憲法9条』の大看板が、よく見えると思います。
さて、北の旅…雌阿寒温泉で久しぶりに、畳の上でのんびりと手足を伸ばして疲れをとり、6月23日はサロマ湖へと向かいます。
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草花の名前も、昔は熱心によく調べたものですが、最近はもう邪魔くさくなってしまい、?のまま済ませてしまうようになってしまいました。
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この草花たちは、雌阿寒温泉の周辺で見かけた花たちです。
テレビでは、今日は北海道もぐんと冷え込み、これから訪れる紋別市では9度まで温度が下がるだろう…と言ってました。
さて、久しぶりの雨が降っています。
目的地のサロマ湖展望台は、霧に覆われて下界は真っ白…何にも見えません。
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まあ、とりあえずサロマ湖の周りを走り回り、お昼にラーメンでも食べようかと、湧別の芝居小屋「湧楽座」を訪れましたが、閉まっていました。ありゃりゃ…ラーメン店も閉店になってしまったようですねえ。
何にもない湧別の観光目玉が、この状況では、こりゃ湧別は忘れられた街になりかねませんよ。
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サロマでも湧別でも、まあ天候のせいもあって何にも見るものが無くて、時間がたっぷりと余っています。
まだ昼前です。場合によっては、ここのチューリップ温泉で車中泊の予定でしたが、次の目的地…滝上町の陽殖園を目指すことにしました。
滝上町の道の駅で、軽食を摂り、高橋武市さんが一代で築きあげた花の山…陽殖園を訪ねました。
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ここ何年か、ここ陽殖園を訪ねる時は、どういう訳か雨の日…が続いています。
ここでも、花の時期が微妙にずれている…そんな感じを受けました。
咲いてる花の種類が少なく、時期がどうもいつもと違う…そんな感じがしました。
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小雨の中、連れ合いさんは、北海道初心者のKちゃんに、色々と講釈を述べながら、楽しそうに山の中を歩いておりました。
この日は、ここで一泊か…と思っていましたが、連れ合いさんはもっと先へ回りたい…とのご要望です。
ええっ…と思いましたが、確かにまだ時間はある。どうせ車中泊だから、どこで泊まってもいいか…なんて思いながら寒い中、紋別の町へ入ります。
ここの小さな岬にオホーツク温泉…なんて、ちょっとしゃれた名の温泉案内が目に入り、寄ることにしました。海の見える露天風呂は少ししょっぱい塩味がしました。
その後、今日の宿泊地を猿払の道の駅と定め、一路オホーツクの道をひた走ります。
猿払の道の駅にはレストランがあり、ホタテづくしの料理が味わえます。問題は、ラストオーダーが何時までだったか…肝心なことを忘れてしまいました。
でも前回、食事の後は確か…暗かったよなあ…とおぼろな記憶を頼りに車を走らせました。
着いたのは夕暮れの6時半…慌ててレストランの時間を確認…間に合いました。ラストオーダーは7時半となっていました。
この日も生ビールで乾杯。ホタテの刺身、塩焼き、バター焼きに舌鼓を打ちました。
あ~ 一つ忘れていました。ホタテのシチュー…これを食べ忘れましたが、まあ一応満足です。
今日の走行距離414㎞でした。
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2015/07/20(月)
台風11号は室戸へそれたため、四万十ではあまり大きな影響は無かった。過去2年、台風で皇帝ダリアが倒されているので、今回は事前に支柱を立てていたこともあり、花たちに影響は無かった。
また道路の木や竹も倒れなかった。
とにかく、台風一過…あっさりと梅雨明けか…と期待していたのだが、こちらは予想を裏切り、相変わらず、しとしとと雨が降ったりやんだり…梅雨明けはもう少し先になりそうです。
昨日は、高知市で『9条の会全県集会』があり、四万十市からは3名が参加した。四万十市から高知市までは130㎞もあり、参加すると言ってもなかなか大変なのだ。
会議では各支部の報告があった。署名やら街頭宣伝やらチラシの配布やら、それぞれに皆さん大奮闘である。『安倍政権のおかげで、我々も憲法の勉強が随分進んだ。冬眠していた組織も大変活発に動き出した。』との報告もありました。(笑)
会議の後、午後4時から1時間、高知城の周辺をシュプレヒコールを叫びながら、歩きました。
戦争法案強行採決後…国民の関心も急速に高まりを見せてきたようです。
沿道からの支援の声もずいぶんとかかっていました。少し暑かったが、気持のいい汗を流しました。
詳しいことは『なかむら九条の会』のブログで掲載されると思います。
さて、北の旅…話は遅々として、なかなか終われそうにありません。6月22日は摩周湖から雌阿寒温泉へかけての話です。
ウトロのオシンコシンの滝 日本一小さな駅…小清水の原生花園駅
北海道へ上陸してから6日目…天気はずっといい天気が続いています。しかし、いつか雨が降る…実は釧路から厚岸へ回る時に、それを思い、一度中央部に入り、いい天気の下で旭岳に登った方がいいのでは…と思ったのですが、まあ、ついつい順路に従い、これまで旅を続けてきました。
しかし、とうとう天気がおかしくなってきました。曇り空です。
それでも仕方が無いので、予定通り、ウトロから網走の手前…小清水へ出ることにしました。
原生花園はスカシユリの花盛りでした 摩周湖から見た硫黄山
小清水では、黒ユリとハマボウフウを楽しみに訪ねましたが、黒ユリの姿はなし。スカシユリが雑草のごとく、一面を覆っていました。
またハマボウフウも園内にはかなりありましたが、採取できる海岸沿いの砂浜には、ほとんど見かけませんでした。残念!
摩周湖の湖面は霧で見えず 硫黄山の迫力ある眺め
摩周湖は第3駐車場から入りました。ここの展望台は、今年の雪で柵が壊れていて、展望台は危険だとのことで、ロープが張られていましたが、皆さん平気で展望台まで入っていきます。
まあ、ここまで来て摩周湖を見ずに帰る訳にも行きません。
私たちも展望台まで足を運びました。
まあ、残念ながら湖面を霧が覆っていて、いつもの摩周湖ブルーは見られませんでしたが、湖面を覆う霧の姿は一面神秘的でもありましたねえ。
摩周湖の下に見える硫黄山…当初は寄らなかったのだが、ここ数年は立ち寄ることにしています。
吹きあげる水蒸気の迫力は旭岳の水蒸気を上回る迫力があります。北海道一と言えます。
噴出口にたまる硫黄は、昔はマッチ工場へ運ばれていたようですが、最近はどうでしょう?何かに利用されているのでしょうかねえ?
摩周湖の下に見えます…屈斜路湖 雄阿寒岳の雄姿
昔は屈斜路湖畔にある露天の温泉をよく訪ねましたが、最近は各地で毎日温泉に入れるので、ここの露天温泉に入ることも無くなりました。
しかし、屈斜路湖も北海道屈指の大きさを持つ湖です。写真前方にある美幌峠から見る屈斜路湖の景色もなかなかのものです。
屈斜路湖を後に国道241号線の曲がりくねった山道を、しばらく走ると、やがて前方に雄阿寒岳の雄姿が見えてきます。その下には、マリモで有名な阿寒湖があります。
阿寒湖の中の島には『マリモ展示観察センター』があります。私も一度は訪ねてみたい…と思ってはいますが、船で渡らねばならないので、時間と手間が惜しくて、いつも素通りしてしまいます。
オンネトウから見える雌阿寒岳と阿寒富士 群生して咲いてます…ゴゼンタチバナ
エゾノゴゼンタチバナは標津のポー川史跡自然公園でしか見られない貴重な花ですが、写真のゴゼンタチバナは北海道以外でも見られます。また、北海道では、ここ以外でも咲いていますが、それでも自然に中で群生している、この花を見ると、なぜか嬉しくなってきます。
ユキノシタ科・ズダヤクシュ ??
雌阿寒温泉近くのオンネトウ(沼)近くでは、他にもいくつかの野草が見られますが、今回はフッキソウが枯れていて、花は見れませんでした。
オンネトウからラワンまで、オフロードの道を走り、国道へ出て、今夜の宿泊地…野中温泉(民営国民宿舎)へと向かいました。北海道へ入ってから初めての旅館宿泊です。
野中温泉への途中に『くまげら』という喫茶店がありました。時間もあったので、3人ともコーヒー飲みたい…と立ち寄ることにしました。このお店…でっかいログハウス造りのお店でした。
採算がとれるのかな? と危ぶみましたが、父親が建てた家らしく、建物には一家言ある私が見ても、なかなか立派な建物でした。
ここのコーヒーとチーズケーキがおいしかった。初めて寄りましたが気に入りました。次回も必ず寄ると思います。また一つ、いい店を見つけました。本日の走行267㎞でした。
台風11号は室戸へそれたため、四万十ではあまり大きな影響は無かった。過去2年、台風で皇帝ダリアが倒されているので、今回は事前に支柱を立てていたこともあり、花たちに影響は無かった。
また道路の木や竹も倒れなかった。
とにかく、台風一過…あっさりと梅雨明けか…と期待していたのだが、こちらは予想を裏切り、相変わらず、しとしとと雨が降ったりやんだり…梅雨明けはもう少し先になりそうです。
昨日は、高知市で『9条の会全県集会』があり、四万十市からは3名が参加した。四万十市から高知市までは130㎞もあり、参加すると言ってもなかなか大変なのだ。
会議では各支部の報告があった。署名やら街頭宣伝やらチラシの配布やら、それぞれに皆さん大奮闘である。『安倍政権のおかげで、我々も憲法の勉強が随分進んだ。冬眠していた組織も大変活発に動き出した。』との報告もありました。(笑)
会議の後、午後4時から1時間、高知城の周辺をシュプレヒコールを叫びながら、歩きました。
戦争法案強行採決後…国民の関心も急速に高まりを見せてきたようです。
沿道からの支援の声もずいぶんとかかっていました。少し暑かったが、気持のいい汗を流しました。
詳しいことは『なかむら九条の会』のブログで掲載されると思います。
さて、北の旅…話は遅々として、なかなか終われそうにありません。6月22日は摩周湖から雌阿寒温泉へかけての話です。
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北海道へ上陸してから6日目…天気はずっといい天気が続いています。しかし、いつか雨が降る…実は釧路から厚岸へ回る時に、それを思い、一度中央部に入り、いい天気の下で旭岳に登った方がいいのでは…と思ったのですが、まあ、ついつい順路に従い、これまで旅を続けてきました。
しかし、とうとう天気がおかしくなってきました。曇り空です。
それでも仕方が無いので、予定通り、ウトロから網走の手前…小清水へ出ることにしました。
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小清水では、黒ユリとハマボウフウを楽しみに訪ねましたが、黒ユリの姿はなし。スカシユリが雑草のごとく、一面を覆っていました。
またハマボウフウも園内にはかなりありましたが、採取できる海岸沿いの砂浜には、ほとんど見かけませんでした。残念!
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摩周湖は第3駐車場から入りました。ここの展望台は、今年の雪で柵が壊れていて、展望台は危険だとのことで、ロープが張られていましたが、皆さん平気で展望台まで入っていきます。
まあ、ここまで来て摩周湖を見ずに帰る訳にも行きません。
私たちも展望台まで足を運びました。
まあ、残念ながら湖面を霧が覆っていて、いつもの摩周湖ブルーは見られませんでしたが、湖面を覆う霧の姿は一面神秘的でもありましたねえ。
摩周湖の下に見える硫黄山…当初は寄らなかったのだが、ここ数年は立ち寄ることにしています。
吹きあげる水蒸気の迫力は旭岳の水蒸気を上回る迫力があります。北海道一と言えます。
噴出口にたまる硫黄は、昔はマッチ工場へ運ばれていたようですが、最近はどうでしょう?何かに利用されているのでしょうかねえ?
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昔は屈斜路湖畔にある露天の温泉をよく訪ねましたが、最近は各地で毎日温泉に入れるので、ここの露天温泉に入ることも無くなりました。
しかし、屈斜路湖も北海道屈指の大きさを持つ湖です。写真前方にある美幌峠から見る屈斜路湖の景色もなかなかのものです。
屈斜路湖を後に国道241号線の曲がりくねった山道を、しばらく走ると、やがて前方に雄阿寒岳の雄姿が見えてきます。その下には、マリモで有名な阿寒湖があります。
阿寒湖の中の島には『マリモ展示観察センター』があります。私も一度は訪ねてみたい…と思ってはいますが、船で渡らねばならないので、時間と手間が惜しくて、いつも素通りしてしまいます。
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エゾノゴゼンタチバナは標津のポー川史跡自然公園でしか見られない貴重な花ですが、写真のゴゼンタチバナは北海道以外でも見られます。また、北海道では、ここ以外でも咲いていますが、それでも自然に中で群生している、この花を見ると、なぜか嬉しくなってきます。
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雌阿寒温泉近くのオンネトウ(沼)近くでは、他にもいくつかの野草が見られますが、今回はフッキソウが枯れていて、花は見れませんでした。
オンネトウからラワンまで、オフロードの道を走り、国道へ出て、今夜の宿泊地…野中温泉(民営国民宿舎)へと向かいました。北海道へ入ってから初めての旅館宿泊です。
野中温泉への途中に『くまげら』という喫茶店がありました。時間もあったので、3人ともコーヒー飲みたい…と立ち寄ることにしました。このお店…でっかいログハウス造りのお店でした。
採算がとれるのかな? と危ぶみましたが、父親が建てた家らしく、建物には一家言ある私が見ても、なかなか立派な建物でした。
ここのコーヒーとチーズケーキがおいしかった。初めて寄りましたが気に入りました。次回も必ず寄ると思います。また一つ、いい店を見つけました。本日の走行267㎞でした。
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2015/07/18(土)
安倍政権による非国民的かつ憲法違反、非民主的な戦争法案の強行採決…まさに四重、五重のルール違反であるにもかかわらず、多数決による採決は民主主義の基本であり、それに反対する共産党などの野党こそ法律違反だ…などと、事柄の是非も分らない某右翼ブロガーがいるようだ。
まさに唾棄すべき連中だと私は思う。
現在使われている教科書『現代社会』(教育出版)の中には、民主主義の二つの基本原理が書かれています。一つは「全メンバーの承認に基づいて社会を結成すべきであること」、もう一つは「社会の運営にあたって、個人をとことん尊重すべきであること」です。民主主義とは、この二つを同時に実現しようとする企てなのです。
少数意見だからと言って、これを無視、あるいは排除するやり方は、実は民主主義に反しているのです。
さらに言えば、近代先進国は『立憲主義』に基づき運営されているのです。某右翼ブロガーさんは、そんな常識もご存じないのでしょうか?
『立憲主義』とは、超簡単に言えば、憲法に基づいて国政は運営される…ということです。採決された法案…誰がどう見たって憲法違反の法案でしょ。それがお分かりにならないなら、あなたは政治問題に口を出す資格はありません。
さて、不条理なネトウヨさんに一発蹴りを入れといて、今日も行こう。北の旅。
クサノオウ 知床峠から見た国後島
今回の旅では、国後島が良く見えました。国後島の横には、今回初めて択捉島も見えました。
しかし北方領土の返還も座礁したままで、なかなかうまくいきませんねえ。
6月21日、この日はウトロで車中泊する訳ですが、この日隣同士になった神戸ナンバーの兄ちゃんは、知床の自然が大好き…と熱い想いを語っていました。
そのお兄さんの話の中で、知床の狭い自然の中で、数百頭に登るヒグマが生息できるのは、いかに知床の自然が凄いか、それが分る…とのことでした。同時に北方領土の話にも及びましたが、彼が語るには、『私は、北方4島も大事だとは思うが、何よりも南千島を返してほしい』…と言っていましたねえ。
何故かと言うと、南千島の自然は知床が足元にも寄れないくらい凄い…のだそうな。生涯に1度は南千島に渡るのが彼の願いなんだとか。(笑)
羅臼岳 知床・フレペの滝(別名・乙女の涙)
とにかく世界遺産に認定されてからの知床の拝金主義の横行は、私の北海道へのあこがれを半減させた。支笏湖と知床…この2つが同じ意味で私は好きになれない。
まあしかし、北海道初心者のKちゃんに、せめて知床の自然の一部だけでも見てもらおうと、金のかからない自然センターを訪れた。
片道2,30分で知床の海を見下ろす断崖に立つことができます。
知床巡りの遊覧船に乗ると、知床の自然のダイジェストが最も簡単に理解できのだろうが、まあ、あまり金は使いたくない…ということで歩くことにしました。(笑)
フレペの滝を見に来た遊覧船 珍しく近くで鹿くんと遭遇
つい3年前までは、北海道でよく見かける動物はシカがダントツの第一位でしたが、昨年から事情が変わり、鹿の姿をほとんど見かけなくなりました。
理由は、おそらくジビエブームで鹿の駆除が進められたせいだと思われます。人になついていた鹿が人を恐れるようになり、ほとんど人前に姿を見せなくなったのです。
岩尾別で見かけた子狐くん 日本最北端の温泉?岩尾別温泉の露天風呂
今回は子狐クンとよく出会いました。好奇心旺盛な子狐は藪の隙間から車をきょろきょろ、熱心に見詰め、カメラを向けても逃げようとしません。少し離れたところで母狐が心配そうに子狐クンを見まもっていました。獣とはいえ親子の愛情に変わりはないようです。
山歩きで汗に濡れた体を今日も温泉で流します。
岩尾別温泉の一軒宿…『地の果てホテル』には、過去何回か寄っています。
写真の露天ぶろは、川筋の遊歩道の傍にあります。テレビでも時々登場する温泉で三段風呂になっています。
私も以前に入ったことがありますが、まあ、傍を人が通りますので一応水着で入った方がいいかなと思います。
知床峠から…ウトロの風景 ウトロ港の夕景
夕方、何年振りか、ウトロ港につきました。今日はここで車中泊です。走行248㎞。
夕食は近くの食堂『くまのや』で刺身定食を頼みました。もちろんこの日も生ビールでかんぱ~い!です。しかし、ここの刺身定食はうまかった。
抜群の鮮度と凝縮されたうまみがビールと共に五臓六腑にしみわたりました。とにかく、北海道はもちろん、これまで私が食べた刺身定食の中で断然1位にランクいたします。
いや~ また うまいもの 一つ発見です。
安倍政権による非国民的かつ憲法違反、非民主的な戦争法案の強行採決…まさに四重、五重のルール違反であるにもかかわらず、多数決による採決は民主主義の基本であり、それに反対する共産党などの野党こそ法律違反だ…などと、事柄の是非も分らない某右翼ブロガーがいるようだ。
まさに唾棄すべき連中だと私は思う。
現在使われている教科書『現代社会』(教育出版)の中には、民主主義の二つの基本原理が書かれています。一つは「全メンバーの承認に基づいて社会を結成すべきであること」、もう一つは「社会の運営にあたって、個人をとことん尊重すべきであること」です。民主主義とは、この二つを同時に実現しようとする企てなのです。
少数意見だからと言って、これを無視、あるいは排除するやり方は、実は民主主義に反しているのです。
さらに言えば、近代先進国は『立憲主義』に基づき運営されているのです。某右翼ブロガーさんは、そんな常識もご存じないのでしょうか?
『立憲主義』とは、超簡単に言えば、憲法に基づいて国政は運営される…ということです。採決された法案…誰がどう見たって憲法違反の法案でしょ。それがお分かりにならないなら、あなたは政治問題に口を出す資格はありません。
さて、不条理なネトウヨさんに一発蹴りを入れといて、今日も行こう。北の旅。
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今回の旅では、国後島が良く見えました。国後島の横には、今回初めて択捉島も見えました。
しかし北方領土の返還も座礁したままで、なかなかうまくいきませんねえ。
6月21日、この日はウトロで車中泊する訳ですが、この日隣同士になった神戸ナンバーの兄ちゃんは、知床の自然が大好き…と熱い想いを語っていました。
そのお兄さんの話の中で、知床の狭い自然の中で、数百頭に登るヒグマが生息できるのは、いかに知床の自然が凄いか、それが分る…とのことでした。同時に北方領土の話にも及びましたが、彼が語るには、『私は、北方4島も大事だとは思うが、何よりも南千島を返してほしい』…と言っていましたねえ。
何故かと言うと、南千島の自然は知床が足元にも寄れないくらい凄い…のだそうな。生涯に1度は南千島に渡るのが彼の願いなんだとか。(笑)
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とにかく世界遺産に認定されてからの知床の拝金主義の横行は、私の北海道へのあこがれを半減させた。支笏湖と知床…この2つが同じ意味で私は好きになれない。
まあしかし、北海道初心者のKちゃんに、せめて知床の自然の一部だけでも見てもらおうと、金のかからない自然センターを訪れた。
片道2,30分で知床の海を見下ろす断崖に立つことができます。
知床巡りの遊覧船に乗ると、知床の自然のダイジェストが最も簡単に理解できのだろうが、まあ、あまり金は使いたくない…ということで歩くことにしました。(笑)
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つい3年前までは、北海道でよく見かける動物はシカがダントツの第一位でしたが、昨年から事情が変わり、鹿の姿をほとんど見かけなくなりました。
理由は、おそらくジビエブームで鹿の駆除が進められたせいだと思われます。人になついていた鹿が人を恐れるようになり、ほとんど人前に姿を見せなくなったのです。
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今回は子狐クンとよく出会いました。好奇心旺盛な子狐は藪の隙間から車をきょろきょろ、熱心に見詰め、カメラを向けても逃げようとしません。少し離れたところで母狐が心配そうに子狐クンを見まもっていました。獣とはいえ親子の愛情に変わりはないようです。
山歩きで汗に濡れた体を今日も温泉で流します。
岩尾別温泉の一軒宿…『地の果てホテル』には、過去何回か寄っています。
写真の露天ぶろは、川筋の遊歩道の傍にあります。テレビでも時々登場する温泉で三段風呂になっています。
私も以前に入ったことがありますが、まあ、傍を人が通りますので一応水着で入った方がいいかなと思います。
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夕方、何年振りか、ウトロ港につきました。今日はここで車中泊です。走行248㎞。
夕食は近くの食堂『くまのや』で刺身定食を頼みました。もちろんこの日も生ビールでかんぱ~い!です。しかし、ここの刺身定食はうまかった。
抜群の鮮度と凝縮されたうまみがビールと共に五臓六腑にしみわたりました。とにかく、北海道はもちろん、これまで私が食べた刺身定食の中で断然1位にランクいたします。
いや~ また うまいもの 一つ発見です。
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2015/07/16(木)
昨日、危惧していたように、安倍政権の戦争法案が委員会で採決された。
おそらく今日、衆議院で法案を通してしまうのだろう。
日本人の犠牲者300万人、アジアで2000万人もの犠牲者を出した先の戦争から、わずかに70年…2度と戦争はしない…と誓った、あの国民の気持ちはどこに行ってしまったのだろうか?
どんな素人が、どんな解釈で読んでも憲法9条は自衛隊の戦地派遣や武器の使用を断じて禁止している。
・・・(前略)武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 ・・・
もし今日、この法案が衆議院を通過したなら、我々国の主権者たる我々は、断じてこれを推進した自民党と公明党を許さない
我々は、この日を『憲法』と『立憲主義』が死んだ日として、永遠に歴史に刻むだろう。そして、この大事なものを殺した連中にたいして懺悔させるまで戦いを続けよう。
なんだかねえ、もう一つ気合が入らないが、それでも北の旅…はなしをつづけよう。
ハクサンチドリ 琵琶瀬展望台から見た霧多布湿原
ハクサンチドリは、北海道の湿原では割と頻繁に見かける花なんだが、今年はもう盛期が過ぎていて、霧多布でしか見られなかった。
湿原を後にあやめヶ原を経由して、この日の宿泊地・厚岸グルメパークに向かいました。
北海道は温泉の豊富なところで、大体どこへ行っても何らかの温泉に入れるのですが、この厚岸周辺だけには温泉が無い。探せば銭湯はあるらしいのだが、まあ今日1日だけのことだから…と、この日は風呂に入らず。
グルメパークでは、とにかく厚岸の牡蠣が有名です。我々は、焼きガキと生ビールで、とりあえず今夜も北の度にかんぱ~い!
私は牡蠣のフライと豚肉の入った…牡蠣豚合戦丼ぶり…が大好き。今年もおいしく食べました。
今夜はここで車中泊。走行距離214㎞でした。
琵琶瀬展望台から見た海側の景色 360度見渡せる…開陽台
6月21日は、北海道初めてのKちゃんに合わせて、根室方面に向かわず、地平線が見える台地…開陽台…を目指しました。しかし、写真のように生憎と霧が出ていて、地平線を見ることはできませんでした。
野付半島のナラワラ カッコウ
鳥の羽のように砂洲が広がる野付半島は、北の旅では絶対に外せないポイントです。
今年も楢の木の立ち枯れ(ナラワラ)は健在でした。しかし、半島の先端にあるトドワラ(トドマツの立ち枯れ)は積年の雪により潰され、台風による潮流に流されてしまい、もうあと何年見られるか? そんな淋しい状況になっていました。
木道のコースも変わってしまい、昨年見つけた珍しい花…ウミミドリ…の姿も見ることができませんでした。
カッコウ君の姿を初めてくっきりとカメラにとらえた嬉しさよりも、私は、それが残念でした。とほほ。。。。
トドワラの枝にオジロワシが・・・ 野付半島から見た国後島
しかしまあ、禍福はあざなえる縄のごとし…がっくりして気がつきませんでしたが、なんとトドワラの枝に、これは珍しいオジロワシが止まっていました。他の人に言われて気がつき、あわててカメラを向けましたが、ちょっとピントがちゃんと合いませんでしたねえ。
それから、トドワラの周辺には、丹頂鶴も6羽ほど確認できましたが、遠くてきちんとした映像が撮れませんでした。
なお、ここの半島から国後島までの距離は16㎞だそうですが、いつも霧に隠れて、国後島は今まで見えたことは無かった。今年初めて姿を確認。カメラに収めました。
ライラックの花 エゾノゴゼンタチバナ
野付半島の後は、すぐ近くのポー川史跡自然公園に向かいます。
ここは、小さな湿原ですが、北海道でもここだけ…という花があるのです。
エゾノゴゼンタチバナ…です。普通のゴゼンタチバナは自然に咲いてる場所をいくつか知っていますが、この花はここでしか見ることはできません。毎年ここに寄るのは、この花を見るためです。
しかし、例年咲いてる場所を必死で探しましたが、なかなか見つかりません。やっと1輪だけ見つけましたが、枯れかけていてよれよれの花でした。いよいよ、この花もトドワラと同じ運命…やがて消えていくのかな? と失望しながら歩いていると、今まで全く見かけなかった場所に、50輪ほどもあったでしょうか? 大量のエゾゴゼンタチバナが咲いているではありませんか。思わず嬉しさで笑ってしまいました。
また、いつもはガラガラで、お客さんは数えるほどしかいないところだったのに、なんでか? 駐車場は車がいっぱい…何で? 係の人に聞いたら、何と年に一度の『縄文祭り』の開催中…とのこと。いつもなら入場料が必要なのだが、今日は無料だとさ。(笑)
竪穴式住居の中のヒカリゴケ 昔のアイヌの人たちの食べ物を供えた神事
北海道のヒカリゴケ…当初は羅臼の洞窟の苔が有名で、何度か行きましたが、途中からあまり見られなくなり、最近はポー川のヒカリゴケを毎年見ています。
竪穴式住居跡は貴重な史跡ですが、日常は人々に忘れられた存在となっています。
しかし、この日ばかりは、大人も子供も寄ってきて、アイヌの文化を後世に伝える努力をしているそうです。市民の行事として始めて、今年で7年目だと係のおじさんは語っていました。
私たちも見ていくように誘われましたが、神事は13時半から…とのことで、私たちは、これから羅臼、知床を目指すので、ちょっと無理かな…と辞去することにしました。
この後、車は羅臼に向けて走ります。私は世界遺産に指定された後の知床については、あまり好きではないので、今回も訪ねる予定は無かったのだが、あはは…Kちゃんが行きたいだろうと、知床へ足を向けることになりました。
その話は、また次回で。。。。
昨日、危惧していたように、安倍政権の戦争法案が委員会で採決された。
おそらく今日、衆議院で法案を通してしまうのだろう。
日本人の犠牲者300万人、アジアで2000万人もの犠牲者を出した先の戦争から、わずかに70年…2度と戦争はしない…と誓った、あの国民の気持ちはどこに行ってしまったのだろうか?
どんな素人が、どんな解釈で読んでも憲法9条は自衛隊の戦地派遣や武器の使用を断じて禁止している。
・・・(前略)武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 ・・・
もし今日、この法案が衆議院を通過したなら、我々国の主権者たる我々は、断じてこれを推進した自民党と公明党を許さない

我々は、この日を『憲法』と『立憲主義』が死んだ日として、永遠に歴史に刻むだろう。そして、この大事なものを殺した連中にたいして懺悔させるまで戦いを続けよう。
なんだかねえ、もう一つ気合が入らないが、それでも北の旅…はなしをつづけよう。
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ハクサンチドリは、北海道の湿原では割と頻繁に見かける花なんだが、今年はもう盛期が過ぎていて、霧多布でしか見られなかった。
湿原を後にあやめヶ原を経由して、この日の宿泊地・厚岸グルメパークに向かいました。
北海道は温泉の豊富なところで、大体どこへ行っても何らかの温泉に入れるのですが、この厚岸周辺だけには温泉が無い。探せば銭湯はあるらしいのだが、まあ今日1日だけのことだから…と、この日は風呂に入らず。
グルメパークでは、とにかく厚岸の牡蠣が有名です。我々は、焼きガキと生ビールで、とりあえず今夜も北の度にかんぱ~い!
私は牡蠣のフライと豚肉の入った…牡蠣豚合戦丼ぶり…が大好き。今年もおいしく食べました。
今夜はここで車中泊。走行距離214㎞でした。
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6月21日は、北海道初めてのKちゃんに合わせて、根室方面に向かわず、地平線が見える台地…開陽台…を目指しました。しかし、写真のように生憎と霧が出ていて、地平線を見ることはできませんでした。
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鳥の羽のように砂洲が広がる野付半島は、北の旅では絶対に外せないポイントです。
今年も楢の木の立ち枯れ(ナラワラ)は健在でした。しかし、半島の先端にあるトドワラ(トドマツの立ち枯れ)は積年の雪により潰され、台風による潮流に流されてしまい、もうあと何年見られるか? そんな淋しい状況になっていました。
木道のコースも変わってしまい、昨年見つけた珍しい花…ウミミドリ…の姿も見ることができませんでした。
カッコウ君の姿を初めてくっきりとカメラにとらえた嬉しさよりも、私は、それが残念でした。とほほ。。。。
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しかしまあ、禍福はあざなえる縄のごとし…がっくりして気がつきませんでしたが、なんとトドワラの枝に、これは珍しいオジロワシが止まっていました。他の人に言われて気がつき、あわててカメラを向けましたが、ちょっとピントがちゃんと合いませんでしたねえ。
それから、トドワラの周辺には、丹頂鶴も6羽ほど確認できましたが、遠くてきちんとした映像が撮れませんでした。
なお、ここの半島から国後島までの距離は16㎞だそうですが、いつも霧に隠れて、国後島は今まで見えたことは無かった。今年初めて姿を確認。カメラに収めました。
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野付半島の後は、すぐ近くのポー川史跡自然公園に向かいます。
ここは、小さな湿原ですが、北海道でもここだけ…という花があるのです。
エゾノゴゼンタチバナ…です。普通のゴゼンタチバナは自然に咲いてる場所をいくつか知っていますが、この花はここでしか見ることはできません。毎年ここに寄るのは、この花を見るためです。
しかし、例年咲いてる場所を必死で探しましたが、なかなか見つかりません。やっと1輪だけ見つけましたが、枯れかけていてよれよれの花でした。いよいよ、この花もトドワラと同じ運命…やがて消えていくのかな? と失望しながら歩いていると、今まで全く見かけなかった場所に、50輪ほどもあったでしょうか? 大量のエゾゴゼンタチバナが咲いているではありませんか。思わず嬉しさで笑ってしまいました。
また、いつもはガラガラで、お客さんは数えるほどしかいないところだったのに、なんでか? 駐車場は車がいっぱい…何で? 係の人に聞いたら、何と年に一度の『縄文祭り』の開催中…とのこと。いつもなら入場料が必要なのだが、今日は無料だとさ。(笑)
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北海道のヒカリゴケ…当初は羅臼の洞窟の苔が有名で、何度か行きましたが、途中からあまり見られなくなり、最近はポー川のヒカリゴケを毎年見ています。
竪穴式住居跡は貴重な史跡ですが、日常は人々に忘れられた存在となっています。
しかし、この日ばかりは、大人も子供も寄ってきて、アイヌの文化を後世に伝える努力をしているそうです。市民の行事として始めて、今年で7年目だと係のおじさんは語っていました。
私たちも見ていくように誘われましたが、神事は13時半から…とのことで、私たちは、これから羅臼、知床を目指すので、ちょっと無理かな…と辞去することにしました。
この後、車は羅臼に向けて走ります。私は世界遺産に指定された後の知床については、あまり好きではないので、今回も訪ねる予定は無かったのだが、あはは…Kちゃんが行きたいだろうと、知床へ足を向けることになりました。
その話は、また次回で。。。。
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2015/07/14(火)
安倍政権は、圧倒的多数の憲法学者が『違憲!』と主張している『戦争法案』を明日にも特別委員会での採決を行おうとしています。
万一、『戦争法案採決』となれば、歴史に残るこの暴挙…平和憲法を持つ国の国民として黙ってはおられません。直ちに街頭へ打って出る、『安倍政権打倒! 戦争法案廃棄!』の行動が全国規模で起こるでしょう。
さて、台風は3つも押し寄せる、政情は不安…そんな中ではありますが、今日も北の旅の話、進めましょう。
コツマトリソウ エンコウソウ
釧路湿原の花たちにも別れを告げ、車は どさんこ牧場 から脇道に入る。この道は数年前走った時、車1台も走らない淋しい山道で、何と不思議なことに、お客さん3人ほど乗せた斜里バスが路肩に止まっていた。
このバス、なんでこんなところに止まっていたのか?…未だに謎のままである。
だって観光バスでは無かったし、観光バスにしてもお客さん3人で、こんな何もないところは走らないだろうし、もちろん路線バスの走る路線でも無い。。。じゃあ、あそこで見たバスは、何だったのか? 考えると今夜もまた眠れない。
釧路湿原のトンボ 上記の不思議な道で見た 丹頂鶴
不思議な山道の途中で、突然丹頂鶴の姿が目に入ってきた。それもかなり近い。約10mほどの近距離だ。
餌付けもしていない丹頂鶴と、こんな至近距離で出会うなんてこと、めったにあるものではない。
早速近寄り、写真をゲット。
カラマツソウ フタマタイチゲ
車は一旦、標茶へ出て、見晴らしの良い高原を厚岸まで走る。途中セコマに寄り、弁当を仕入れ、霧多布湿原で昼食を摂ることにした。
余談だが北海道は異様にセコマ(セイコウマート…コンビニ)が多い。オレンジ色に白抜きのハトのマーク…セコマは道民に大人気の店なのである。
セコマの弁当は各店で作るので、うまさと新鮮さが人気なのだ。しかし、私が感心したのは、セコマの各店には、燃えるゴミのゴミ箱が設置されていたことです。
北海道も広い大地の割に、考えることはせこいようで、いろんなお店も売らんかな精神は旺盛だがサービス精神は極めて低いのである。今時、ゴミ箱を置いてある店など、いくら探しても無いのが実情だし、道の駅でもペットボトルに水を汲まないでください…なんて張り紙まで見かけた。
そんな北海道の、がっくり来る裏面も見ている中で、セコマさん、あんたは本当にえらい! 私は一発でこの店のファンになりました。
厚岸から霧多布は近い。
霧多布湿原は、釧路湿原とサロベツ原野に次ぐ日本第3位の湿原だと言われている。
広さは、上位2つの湿原が一目で見渡せない広さであるのと違い、霧多布は小高い丘の上に立てば、大体全体が見渡せる…そんな広さの湿原である。
エゾノハナシノブ 三つ葉オウレンに似ているのだが?
今回、期待していたアポイ岳で見つけられなかった『ハナシノブ』が霧多布のビジターセンターの散策路に咲いていた。この花は、阿蘇で買ってきて、我が家でも数年間、花を咲かせていたので、とても懐かしい感じがしました。
霧多布岬 霧多布岬の親子うま
霧多布は名前の通り、霧の多いところです。この日は珍しく霧も少なく、初めて岬の先端まで見通すことができました。
センダイハギ 黒ユリは恋の花
霧多布湿原は住宅が湿原の中まで入り込んできています。一時湿原消滅の危機がうたわれた時もありました。貴重な自然遺産を守るためトラスト運動が提唱され、現在多くの人たちの協力で、湿原の開発がストップされました。
そんな経緯もあり、三大湿原の中でも、ここ霧多布が花の管理などにも一番人の手が入っているように思えます。できるだけ自然のままに…が湿原を守る大原則ですが、霧多布の場合、ある程度の人の手が入るのは避けられないのかもしれません。
この後、霧多布の琵琶瀬展望台からあやめヶ原を通り、今夜の車中泊予定地、厚岸グルメパークへ向かいますが、そのことはまた次回とします。
安倍政権は、圧倒的多数の憲法学者が『違憲!』と主張している『戦争法案』を明日にも特別委員会での採決を行おうとしています。
万一、『戦争法案採決』となれば、歴史に残るこの暴挙…平和憲法を持つ国の国民として黙ってはおられません。直ちに街頭へ打って出る、『安倍政権打倒! 戦争法案廃棄!』の行動が全国規模で起こるでしょう。
さて、台風は3つも押し寄せる、政情は不安…そんな中ではありますが、今日も北の旅の話、進めましょう。


コツマトリソウ エンコウソウ
釧路湿原の花たちにも別れを告げ、車は どさんこ牧場 から脇道に入る。この道は数年前走った時、車1台も走らない淋しい山道で、何と不思議なことに、お客さん3人ほど乗せた斜里バスが路肩に止まっていた。
このバス、なんでこんなところに止まっていたのか?…未だに謎のままである。
だって観光バスでは無かったし、観光バスにしてもお客さん3人で、こんな何もないところは走らないだろうし、もちろん路線バスの走る路線でも無い。。。じゃあ、あそこで見たバスは、何だったのか? 考えると今夜もまた眠れない。
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不思議な山道の途中で、突然丹頂鶴の姿が目に入ってきた。それもかなり近い。約10mほどの近距離だ。
餌付けもしていない丹頂鶴と、こんな至近距離で出会うなんてこと、めったにあるものではない。
早速近寄り、写真をゲット。
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車は一旦、標茶へ出て、見晴らしの良い高原を厚岸まで走る。途中セコマに寄り、弁当を仕入れ、霧多布湿原で昼食を摂ることにした。
余談だが北海道は異様にセコマ(セイコウマート…コンビニ)が多い。オレンジ色に白抜きのハトのマーク…セコマは道民に大人気の店なのである。
セコマの弁当は各店で作るので、うまさと新鮮さが人気なのだ。しかし、私が感心したのは、セコマの各店には、燃えるゴミのゴミ箱が設置されていたことです。
北海道も広い大地の割に、考えることはせこいようで、いろんなお店も売らんかな精神は旺盛だがサービス精神は極めて低いのである。今時、ゴミ箱を置いてある店など、いくら探しても無いのが実情だし、道の駅でもペットボトルに水を汲まないでください…なんて張り紙まで見かけた。
そんな北海道の、がっくり来る裏面も見ている中で、セコマさん、あんたは本当にえらい! 私は一発でこの店のファンになりました。
厚岸から霧多布は近い。
霧多布湿原は、釧路湿原とサロベツ原野に次ぐ日本第3位の湿原だと言われている。
広さは、上位2つの湿原が一目で見渡せない広さであるのと違い、霧多布は小高い丘の上に立てば、大体全体が見渡せる…そんな広さの湿原である。
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今回、期待していたアポイ岳で見つけられなかった『ハナシノブ』が霧多布のビジターセンターの散策路に咲いていた。この花は、阿蘇で買ってきて、我が家でも数年間、花を咲かせていたので、とても懐かしい感じがしました。
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霧多布は名前の通り、霧の多いところです。この日は珍しく霧も少なく、初めて岬の先端まで見通すことができました。
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霧多布湿原は住宅が湿原の中まで入り込んできています。一時湿原消滅の危機がうたわれた時もありました。貴重な自然遺産を守るためトラスト運動が提唱され、現在多くの人たちの協力で、湿原の開発がストップされました。
そんな経緯もあり、三大湿原の中でも、ここ霧多布が花の管理などにも一番人の手が入っているように思えます。できるだけ自然のままに…が湿原を守る大原則ですが、霧多布の場合、ある程度の人の手が入るのは避けられないのかもしれません。
この後、霧多布の琵琶瀬展望台からあやめヶ原を通り、今夜の車中泊予定地、厚岸グルメパークへ向かいますが、そのことはまた次回とします。
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2015/07/12(日)
6月19日、襟裳岬はアポイ岳で時間を使った分遅くなり、着いた時間がお昼前だった。例年ならアポイ岳近くの三石の道の駅で泊まるので、襟裳岬にはいつも早朝に着く。
そのせいもあって、いつも霧の中の景色が多かったのかな?
6月19日、襟裳岬はアポイ岳で時間を使った分遅くなり、着いた時間がお昼前だった。例年ならアポイ岳近くの三石の道の駅で泊まるので、襟裳岬にはいつも早朝に着く。
そのせいもあって、いつも霧の中の景色が多かったのかな?
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とにかくこの日は、襟裳岬の岩礁の先端までよく見えていました。
岬には先日も紹介しましたが、それ以外にも結構多くの種類の花が咲いていました。
右上の写真はオオバコ。
風が強いので背の低いハマナスが咲いています こちらはウツボグサ
崖の上から、花と海の景色以外何もない襟裳を楽しんだ後は、食堂でツブ貝やカニなど具だくさんの大漁ラーメンの昼食を摂り、次の目的地…釧路湿原へ向かいました。
途中、エンレイソウが見られるか? と広尾の港にある、エンレイソウの群生地に寄ってみましたが、残念ながら花は全部散ってしまった後でした。
苫小牧から釧路までは結構道のりもあり、遅くなりそうなので、釧路湿原の見物は明日にして、この日は道の駅、阿寒丹頂の里へと直行しました。この日は384㎞走りました。
ここの道の駅の向かいには、小さなホテルがあり、温泉とレストランが利用できます。
早めに温泉に入り、風呂場の休憩所で寝ころんで3人で旅の感想やら漫画を見ながら時間を潰しました。
夕方6時からレストランでビールで乾杯。食事を摂って、また今夜も車中泊です。
え~と ? 姫カイウ
6月20日は、早々と釧路湿原に入り、3㎞ほどの木道を歩きました。なんだかねえ、北海道へ来てから毎日よく歩きます。最初の日、ニッカウヰスキーの工場を歩いている時は、足は痛いわ、腰は痛いわ…て゛悲鳴を上げそうになりましたが、その後あちらこちらと歩き回るうちに、すっかり足腰が丈夫になったようで、この頃は相当歩いても平気になりました。
ヤナギトラノオ ハナタネツケバナ
釧路湿原は、冬の雪が少なくて、湿地の保温状態が悪かったようで、花の咲く時期が少し狂い、また咲く量も少なかったようです。
ハナタネツケバナはもうシーズンが終わっていました。かろうじて残り物を見つけ写真に撮りましたが、この花の本当の美しさが、これでは分かりませんねえ。
タヌキモ ミツガシワ
ミツガシワの花は最盛期にははじけるように咲き躍動感のある姿は、とても美しい花です。でもこの花も、ここ釧路だけでなく、他の所でも、もう盛期が終わっていました。
タヌキモは名前とは違い、よく見ると結構可愛いきれいな花です。
ツルコケモモ ワタスゲ
腐っても鯛…ではないが、釧路湿原は一応、日本最大の湿原です。花の管理…の点では最近他の湿原に負けているのではないかと私は思いますが、しかし、反面、人工的な手はできるだけ加えない…というのもまた必要なのだろう…とも思う訳です。
捕虫植物・モウセンゴケ 広々した釧路湿原
花を求めて、この広々とした釧路湿原の木道を歩いていると、『あ~ 北海道へ来たなあ!』としみじみと実感します。
さて、釧路湿原の花の探索の次は、釧路川に沿いオフロードの道を走るのも、なかなか捨てがたい魅力ですが、今回は以前不思議な体験をした道をたどり、高原を越えて次の目的地…霧多布湿原を目指すことにしました。
以下は、また次号で。。。。。。
岬には先日も紹介しましたが、それ以外にも結構多くの種類の花が咲いていました。
右上の写真はオオバコ。
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崖の上から、花と海の景色以外何もない襟裳を楽しんだ後は、食堂でツブ貝やカニなど具だくさんの大漁ラーメンの昼食を摂り、次の目的地…釧路湿原へ向かいました。
途中、エンレイソウが見られるか? と広尾の港にある、エンレイソウの群生地に寄ってみましたが、残念ながら花は全部散ってしまった後でした。
苫小牧から釧路までは結構道のりもあり、遅くなりそうなので、釧路湿原の見物は明日にして、この日は道の駅、阿寒丹頂の里へと直行しました。この日は384㎞走りました。
ここの道の駅の向かいには、小さなホテルがあり、温泉とレストランが利用できます。
早めに温泉に入り、風呂場の休憩所で寝ころんで3人で旅の感想やら漫画を見ながら時間を潰しました。
夕方6時からレストランでビールで乾杯。食事を摂って、また今夜も車中泊です。


え~と ? 姫カイウ
6月20日は、早々と釧路湿原に入り、3㎞ほどの木道を歩きました。なんだかねえ、北海道へ来てから毎日よく歩きます。最初の日、ニッカウヰスキーの工場を歩いている時は、足は痛いわ、腰は痛いわ…て゛悲鳴を上げそうになりましたが、その後あちらこちらと歩き回るうちに、すっかり足腰が丈夫になったようで、この頃は相当歩いても平気になりました。


ヤナギトラノオ ハナタネツケバナ
釧路湿原は、冬の雪が少なくて、湿地の保温状態が悪かったようで、花の咲く時期が少し狂い、また咲く量も少なかったようです。
ハナタネツケバナはもうシーズンが終わっていました。かろうじて残り物を見つけ写真に撮りましたが、この花の本当の美しさが、これでは分かりませんねえ。


タヌキモ ミツガシワ
ミツガシワの花は最盛期にははじけるように咲き躍動感のある姿は、とても美しい花です。でもこの花も、ここ釧路だけでなく、他の所でも、もう盛期が終わっていました。
タヌキモは名前とは違い、よく見ると結構可愛いきれいな花です。


ツルコケモモ ワタスゲ
腐っても鯛…ではないが、釧路湿原は一応、日本最大の湿原です。花の管理…の点では最近他の湿原に負けているのではないかと私は思いますが、しかし、反面、人工的な手はできるだけ加えない…というのもまた必要なのだろう…とも思う訳です。
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花を求めて、この広々とした釧路湿原の木道を歩いていると、『あ~ 北海道へ来たなあ!』としみじみと実感します。
さて、釧路湿原の花の探索の次は、釧路川に沿いオフロードの道を走るのも、なかなか捨てがたい魅力ですが、今回は以前不思議な体験をした道をたどり、高原を越えて次の目的地…霧多布湿原を目指すことにしました。
以下は、また次号で。。。。。。
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2015/07/10(金)
昨日『原発ホワイトアウト』を読み終えた。作者は現職の霞が関勤務らしい。
まあ、話の内容は、私も何度も考えたことのあるものであったが、3,11以来止まっている原発を、電力資金というか原発資金の甘い汁に群がる政・財・官の悪党どもが、マスコミや検察を汚く利用しながら、原発の再稼働に向けて国民を振り回す、その手口が、なかなかに露骨で面白い。
結局は、再びの安全神話を構築し、再稼働にこぎつける、その直前テロリストによる爆破により、またも原発は電源を失いメルトダウンに突入する…まあ、そんな話だ。
この小説を現職の官僚が書いたと言うのが、目玉だね。
彼は小説の冒頭でマルクスの言葉を引用しています。
『歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として』・・・
とにかく安倍政権、戦争法案の成立に向けて必死のようだが、この日本でそんな法案を成立させていいのかねえ。戦争に自衛隊を狩りだしていいのかな?
その前にやることがあるだろうが…そう、原発を全部廃棄するのが先だと思うよ。だってねえ…もし日本が戦争に突入したら、相手は日本の原発に向けて、数発のミサイルを撃ち込むか、あるいは小説のように原発の爆破部隊を送り込めば、それで日本は終わりだよ。
ともあれ、今日もいってみよう…北の旅。
羊蹄山の勇姿 フラワーセンターで見た幻のラン…ディサ
6月19日、昼ごろまでタンポポさんで、のんびりと骨休めをした3人は、今日は洞爺湖で泊まろう…とこれまたのんびりと、出立した。
途中で、しきりと存在感を主張する羊蹄山を一周して見ようか? とも思ったが、まあ帰りにでも一周すればいいか…と一路洞爺湖を目指した。
途中の道の駅で、休憩を兼ねてフラワーセンターに入る。
毎年ここで、北の珍しい花を眺めるのが楽しみなんだが、今年はここも花の種類が少なかった。
結局写真に撮ったのは北の花ではなくて、南の珍花…ランの花でした。
有珠山に登るロープウェイから見た昭和新山 有珠山で見たスイカズラ科カンボク
洞爺湖へ来たならば、やっぱり登りたいのは有珠山である。今回は北海道はあまりなじみの無いKちゃんという連れもいるので、早速ロープウェイで有珠山山頂を目指す。
この辺に来ると、これも例年のことだが、中国語や韓国語が喧しいほど響き渡る…特に中国からの観光客は傍若無人だな…とは思うが、かつて、日本人が『エコノミックアニマル』と呼ばれ、ヨーロッパなどで顰蹙を買っていたことを思い出す。
中国も今、同じ道をたどっているんだな…と思う。
この日は洞爺湖で車中泊の予定で宿泊予定地を見に行った。
しかし、近くの食堂は16時で閉店すると言う。まあねえ、この時間で閉店というのは、都会の人間から見ると理解できないと思うが、北の旅の中では、いつも出会うことで、珍しいことではない。だから下調べが必要なのである。
駐車場もなんだか落ち着かない設計になっていて、ここでの一泊をあきらめ次の目的地を目指した。
オロフレ峠を越えて白老へ出ようかと思ったが、白老に着くのは夕方になる。すると白老の町でも見る物や泊まる場所に困る。
…ということで、支笏湖を経由して苫小牧へ出ることにした。この辺の判断は、もう何回もこの辺を回っているので迷うこともない。結局、苫小牧のむかわ四季の館…という道の駅で、風呂に入り、ビールと夕食を摂り車中泊。走行距離229㎞なり。
アポイ岳で見た九輪草 フタリシズカ…で無い4人シズカ?
翌19日、コーヒーを沸かしパンで朝食。その後次の目的地へと向かい出発。
サラブレッドの産地…日高を過ぎ三石から、襟裳岬の手前でアポイ岳に入る。ここは知る人ぞ知る高山植物のメッカである。
と言っても、私は歩いて山に登るのは敬遠したいので、登山口は避けて、誰も入らない脇道へと車を進める。するとやがて、写真の様な花たちが顔を見せてくれるのです。
町で栽培されてる花と違い、やはり自然の中に咲いてる花たちは、なんかねえ感動を感じるんですよ。
バラ科シモツケソウ属 京鹿の子 キンバイ
道間違ってないかな? ナビにも乗って無いような細いオフロードの山道を走っていると心細くなってくるが、まあ私も女どもの手前? 弱みは見せられない。『俺様に任せとけ』なんて豪語しながら車を走らせているが、車が大きいだけにもし道が突き当りになったら大変だ…と内心びくびくものである。(笑)
ハマエンドウ 海をバックにエゾカンゾウの花
まあ、無事に元の海沿いの国道に戻り、一路『何もない襟裳』を目指す。
襟裳は、これまで初めてと言ってもいいほど晴れ渡っていた。霧の無い襟裳岬…風の無い襟裳岬…なんて今まで出会ったことが無かった。
上の写真の花は、その襟裳岬で撮った写真です。
さて、襟裳岬から釧路湿原にかけての話は、長くなるので、また次回とします。
昨日『原発ホワイトアウト』を読み終えた。作者は現職の霞が関勤務らしい。
まあ、話の内容は、私も何度も考えたことのあるものであったが、3,11以来止まっている原発を、電力資金というか原発資金の甘い汁に群がる政・財・官の悪党どもが、マスコミや検察を汚く利用しながら、原発の再稼働に向けて国民を振り回す、その手口が、なかなかに露骨で面白い。
結局は、再びの安全神話を構築し、再稼働にこぎつける、その直前テロリストによる爆破により、またも原発は電源を失いメルトダウンに突入する…まあ、そんな話だ。
この小説を現職の官僚が書いたと言うのが、目玉だね。
彼は小説の冒頭でマルクスの言葉を引用しています。
『歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として』・・・
とにかく安倍政権、戦争法案の成立に向けて必死のようだが、この日本でそんな法案を成立させていいのかねえ。戦争に自衛隊を狩りだしていいのかな?
その前にやることがあるだろうが…そう、原発を全部廃棄するのが先だと思うよ。だってねえ…もし日本が戦争に突入したら、相手は日本の原発に向けて、数発のミサイルを撃ち込むか、あるいは小説のように原発の爆破部隊を送り込めば、それで日本は終わりだよ。
ともあれ、今日もいってみよう…北の旅。


羊蹄山の勇姿 フラワーセンターで見た幻のラン…ディサ
6月19日、昼ごろまでタンポポさんで、のんびりと骨休めをした3人は、今日は洞爺湖で泊まろう…とこれまたのんびりと、出立した。
途中で、しきりと存在感を主張する羊蹄山を一周して見ようか? とも思ったが、まあ帰りにでも一周すればいいか…と一路洞爺湖を目指した。
途中の道の駅で、休憩を兼ねてフラワーセンターに入る。
毎年ここで、北の珍しい花を眺めるのが楽しみなんだが、今年はここも花の種類が少なかった。
結局写真に撮ったのは北の花ではなくて、南の珍花…ランの花でした。


有珠山に登るロープウェイから見た昭和新山 有珠山で見たスイカズラ科カンボク
洞爺湖へ来たならば、やっぱり登りたいのは有珠山である。今回は北海道はあまりなじみの無いKちゃんという連れもいるので、早速ロープウェイで有珠山山頂を目指す。
この辺に来ると、これも例年のことだが、中国語や韓国語が喧しいほど響き渡る…特に中国からの観光客は傍若無人だな…とは思うが、かつて、日本人が『エコノミックアニマル』と呼ばれ、ヨーロッパなどで顰蹙を買っていたことを思い出す。
中国も今、同じ道をたどっているんだな…と思う。
この日は洞爺湖で車中泊の予定で宿泊予定地を見に行った。
しかし、近くの食堂は16時で閉店すると言う。まあねえ、この時間で閉店というのは、都会の人間から見ると理解できないと思うが、北の旅の中では、いつも出会うことで、珍しいことではない。だから下調べが必要なのである。
駐車場もなんだか落ち着かない設計になっていて、ここでの一泊をあきらめ次の目的地を目指した。
オロフレ峠を越えて白老へ出ようかと思ったが、白老に着くのは夕方になる。すると白老の町でも見る物や泊まる場所に困る。
…ということで、支笏湖を経由して苫小牧へ出ることにした。この辺の判断は、もう何回もこの辺を回っているので迷うこともない。結局、苫小牧のむかわ四季の館…という道の駅で、風呂に入り、ビールと夕食を摂り車中泊。走行距離229㎞なり。


アポイ岳で見た九輪草 フタリシズカ…で無い4人シズカ?
翌19日、コーヒーを沸かしパンで朝食。その後次の目的地へと向かい出発。
サラブレッドの産地…日高を過ぎ三石から、襟裳岬の手前でアポイ岳に入る。ここは知る人ぞ知る高山植物のメッカである。
と言っても、私は歩いて山に登るのは敬遠したいので、登山口は避けて、誰も入らない脇道へと車を進める。するとやがて、写真の様な花たちが顔を見せてくれるのです。
町で栽培されてる花と違い、やはり自然の中に咲いてる花たちは、なんかねえ感動を感じるんですよ。


バラ科シモツケソウ属 京鹿の子 キンバイ
道間違ってないかな? ナビにも乗って無いような細いオフロードの山道を走っていると心細くなってくるが、まあ私も女どもの手前? 弱みは見せられない。『俺様に任せとけ』なんて豪語しながら車を走らせているが、車が大きいだけにもし道が突き当りになったら大変だ…と内心びくびくものである。(笑)


ハマエンドウ 海をバックにエゾカンゾウの花
まあ、無事に元の海沿いの国道に戻り、一路『何もない襟裳』を目指す。
襟裳は、これまで初めてと言ってもいいほど晴れ渡っていた。霧の無い襟裳岬…風の無い襟裳岬…なんて今まで出会ったことが無かった。
上の写真の花は、その襟裳岬で撮った写真です。
さて、襟裳岬から釧路湿原にかけての話は、長くなるので、また次回とします。
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2015/07/08(水)
福島原発のメルトダウンから4年…今再び、原発再稼働…の動きが情けなくも不気味です。
そして、何よりも戦後70年間の平和を破壊し、またもこの国を戦争で血を流す国にしようと企む輩の策動もいよいよ山場に差し掛かってきたようです。
もちろん私は、憲法9条を愛し、徹底的に戦争反対!の姿勢を貫いていきたいと思っています。
こんな緊迫した情勢の下で、のんびりと旅の話をしていていいのか? ジレンマを感じますが、まあ、事態はなるようにしかなりません。人事を尽くして天命を待つ…ではありませんが、当分旅の話を続けます。
17日は朝からマッさんの工場を見学していたので、次の目的地…積丹半島から神威岬に着く頃は、ちょうどお昼前となりました。途中の海岸沿いには元祖やら本家やら、いくつも『ウニ丼』の店が並んでいました。
私はウニ丼などあまり興味はないのだが、女ども(女性たちと言った方がいいのかな)は、『ウニ丼』と聞くと、途端に目の色が変わるようです。
早く食べたい~というのを無視して、先に神威岬を回ることにしました。
この日は、少し霧がかかっていて展望はもう一つでしたが、起伏の多い岬の先端まで、頑張って歩きました。
ろうそく岩(右上の写真)の前で記念写真を撮ったり、隆起した数万年前の海底地層に感心したり、体力を使い腹を減らして、近くの食堂に立ち寄り、例の『ウニ丼』にかぶりつきました。
『ウニ丼』もねえ、当然おいしいのだが、値段の割にはどうか? と私は思う訳です。
同じ値段で、普通の親子丼なら3杯は食えますからねえ。
昼飯の後は、また山を越えて、ニセコの近く、神仙沼を目指しました。
ここの湿地には、ここでしか見られない…ザゼンソウ(右上の写真)…を見るのが楽しみなんです。今年はちょっと花の形が悪かったようだが、10個ほどのザゼンソウが見られました。
一応目的達成です。
クロツリバナ 水芭蕉
クロツリバナも、ここでしか見かけませんでした。水芭蕉は、もう季節が過ぎていて、あまり見かけませんでしたねえ。写真は、これ一枚だけです。
今年は雪が少なかったせいなのか、微妙に花の時期がずれていて、咲く花の量も例年より少なかったようです。
チングルマ ショウジョウバカマ
高山植物の代表みたいな花2つです。
神仙沼も咲いてる花の種類が例年より少なかったが、この2つの花がきれいに咲いていたので一応の満足はありました。
ニセコの山奥…五色温泉でこの日の汗を流し、午後3時半ごろだったかな? 今日の宿泊予定地…タンポポハウスに到着しました。
タンポポさんは昔住んでいた大阪での因縁が色々と複雑に絡まり合ったややこしい関係なのだが、ここ5回くらいかな? 私たちが北の旅の度に、最初の日、ここに泊まり、1年間の久闊を飲みながら温める。そして、北の旅の最終日も、ここで一泊し大阪へ帰る…そんな関係が続いている
黒松内の国道5号線、歌才湿原の近くに、赤と黄色の目立つタンポポカフェの看板が立っています。もし皆さん、看板を見かけましたら立ち寄って、タンポポ娘自慢のコーヒーの一杯と手作りケーキなど楽しんでみてはいかがでしょうか。
北の大地にのんびりとしたひと時が過ぎていくのが実感できますよ。
福島原発のメルトダウンから4年…今再び、原発再稼働…の動きが情けなくも不気味です。
そして、何よりも戦後70年間の平和を破壊し、またもこの国を戦争で血を流す国にしようと企む輩の策動もいよいよ山場に差し掛かってきたようです。
もちろん私は、憲法9条を愛し、徹底的に戦争反対!の姿勢を貫いていきたいと思っています。
こんな緊迫した情勢の下で、のんびりと旅の話をしていていいのか? ジレンマを感じますが、まあ、事態はなるようにしかなりません。人事を尽くして天命を待つ…ではありませんが、当分旅の話を続けます。


17日は朝からマッさんの工場を見学していたので、次の目的地…積丹半島から神威岬に着く頃は、ちょうどお昼前となりました。途中の海岸沿いには元祖やら本家やら、いくつも『ウニ丼』の店が並んでいました。
私はウニ丼などあまり興味はないのだが、女ども(女性たちと言った方がいいのかな)は、『ウニ丼』と聞くと、途端に目の色が変わるようです。
早く食べたい~というのを無視して、先に神威岬を回ることにしました。
この日は、少し霧がかかっていて展望はもう一つでしたが、起伏の多い岬の先端まで、頑張って歩きました。
ろうそく岩(右上の写真)の前で記念写真を撮ったり、隆起した数万年前の海底地層に感心したり、体力を使い腹を減らして、近くの食堂に立ち寄り、例の『ウニ丼』にかぶりつきました。
『ウニ丼』もねえ、当然おいしいのだが、値段の割にはどうか? と私は思う訳です。
同じ値段で、普通の親子丼なら3杯は食えますからねえ。


昼飯の後は、また山を越えて、ニセコの近く、神仙沼を目指しました。
ここの湿地には、ここでしか見られない…ザゼンソウ(右上の写真)…を見るのが楽しみなんです。今年はちょっと花の形が悪かったようだが、10個ほどのザゼンソウが見られました。
一応目的達成です。


クロツリバナ 水芭蕉
クロツリバナも、ここでしか見かけませんでした。水芭蕉は、もう季節が過ぎていて、あまり見かけませんでしたねえ。写真は、これ一枚だけです。
今年は雪が少なかったせいなのか、微妙に花の時期がずれていて、咲く花の量も例年より少なかったようです。


チングルマ ショウジョウバカマ
高山植物の代表みたいな花2つです。
神仙沼も咲いてる花の種類が例年より少なかったが、この2つの花がきれいに咲いていたので一応の満足はありました。

ニセコの山奥…五色温泉でこの日の汗を流し、午後3時半ごろだったかな? 今日の宿泊予定地…タンポポハウスに到着しました。
タンポポさんは昔住んでいた大阪での因縁が色々と複雑に絡まり合ったややこしい関係なのだが、ここ5回くらいかな? 私たちが北の旅の度に、最初の日、ここに泊まり、1年間の久闊を飲みながら温める。そして、北の旅の最終日も、ここで一泊し大阪へ帰る…そんな関係が続いている
黒松内の国道5号線、歌才湿原の近くに、赤と黄色の目立つタンポポカフェの看板が立っています。もし皆さん、看板を見かけましたら立ち寄って、タンポポ娘自慢のコーヒーの一杯と手作りケーキなど楽しんでみてはいかがでしょうか。
北の大地にのんびりとしたひと時が過ぎていくのが実感できますよ。
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2015/07/07(火)
四万十市では私が旅に出た後、ずっと雨ばかりだったらしい。そして今も、まだ梅雨は明けていない。
道も空き地も草ぼうぼう…ついでに畑も草だらけ。
草刈りしたいのだが、雨ではどうにもならない。早く梅雨が明けてほしいものだ。
そう言えば、オトツイト一昨日と昨日の夜、楽しみにしていた月下美人の花が咲いた。
一昨日が一輪、昨日が二輪…残念だったのは、二夜連続で花の観賞を忘れて眠ってしまったことだ。
まあしかし、近況は置いといて、本題の『北の旅』の話を始めよう。
なんと、話の最初はいきなりパトカーに止められたことだ。
『こんちくしょう!一体何だってんだ、幸先悪い!』なんてぼやきながら止まると、『免許証見せてください』と来た。 『なんで免許証見せなきゃならんのだ』とポリに食ってかかると、『いや~ 高知の車だから…』ときやがった。
『あんた、そりゃ差別発言だ』の私の怒声に『高知の不明者とかあって…』なんだか訳の分からんやり取りがあり、無線で本部に照会の間待たされた。
結局、訳の分からんまま無罪放免となったのだが、なんだかねえ、北海道の警察って感じ悪いよねえ。
一応、もめた時のために…とパトカーのナンバーを写真に撮った。ナンバーも全部さらしてやろうかと思ったが、まあ一応私も温厚な性格だから、消しといてやろう。(笑)
まあ、記念すべき初日に、そんなトラブルがありましたが、なんとか予定通り、この夜は余市の道の駅で一泊いたしました。
そして次の日は、テレビのマッさんでおなじみのニッカウヰスキーの工場を見学しました。
いや~、なんだかんだと言ってもテレビの影響って凄いもんだなあ…と改めて思いましたねえ。
写真は、できるだけ人の姿を写さないようにしていますが、実際は人波であふれていました。
『こりゃあ、下手な遊園地より凄いねえ』、私と連れ合いと、その友人Kちゃんは笑いあいました。
さて、北の旅1日目は、各のごとしの有様でした。
…て言うか、この日はまだこれから積丹半島を周り、神威岬を訪ね、ニセコの近く神仙沼と五色温泉に入り、知人のタンポポハウスを訪ねます。
まあ、その話はまた次回としましょう。
四万十市では私が旅に出た後、ずっと雨ばかりだったらしい。そして今も、まだ梅雨は明けていない。
道も空き地も草ぼうぼう…ついでに畑も草だらけ。
草刈りしたいのだが、雨ではどうにもならない。早く梅雨が明けてほしいものだ。
そう言えば、オトツイト一昨日と昨日の夜、楽しみにしていた月下美人の花が咲いた。
一昨日が一輪、昨日が二輪…残念だったのは、二夜連続で花の観賞を忘れて眠ってしまったことだ。
まあしかし、近況は置いといて、本題の『北の旅』の話を始めよう。
なんと、話の最初はいきなりパトカーに止められたことだ。
![]() | 16日夜、小樽に着いた直後、今夜の宿泊先…余市の道の駅目指して走り始めて、1キロも走らない内に後ろにパトカーがついた。 何だ? と思いながら走っていると、いきなり『高知ナンバーのアルファード、左によって止まってください』…なんてマイクの音が聞こえる。 |
『こんちくしょう!一体何だってんだ、幸先悪い!』なんてぼやきながら止まると、『免許証見せてください』と来た。 『なんで免許証見せなきゃならんのだ』とポリに食ってかかると、『いや~ 高知の車だから…』ときやがった。
『あんた、そりゃ差別発言だ』の私の怒声に『高知の不明者とかあって…』なんだか訳の分からんやり取りがあり、無線で本部に照会の間待たされた。
結局、訳の分からんまま無罪放免となったのだが、なんだかねえ、北海道の警察って感じ悪いよねえ。
一応、もめた時のために…とパトカーのナンバーを写真に撮った。ナンバーも全部さらしてやろうかと思ったが、まあ一応私も温厚な性格だから、消しといてやろう。(笑)
まあ、記念すべき初日に、そんなトラブルがありましたが、なんとか予定通り、この夜は余市の道の駅で一泊いたしました。
そして次の日は、テレビのマッさんでおなじみのニッカウヰスキーの工場を見学しました。
道の駅の駐車場…その後ろにニッカの裏門がある。凄く近いのだ。(笑)ただ現在は、この裏門は閉じられて使われていない。 朝飯のラーメンとコーヒーの後、9時まで近くの余市川の河原で時間を潰し正門へと向かいました。 駐車場にはすでに10台くらいの車が並び、さらにその横を見てびっくり! なんと、観光バスも10台止まっていました。 | ![]() |
いや~、なんだかんだと言ってもテレビの影響って凄いもんだなあ…と改めて思いましたねえ。
写真は、できるだけ人の姿を写さないようにしていますが、実際は人波であふれていました。
『こりゃあ、下手な遊園地より凄いねえ』、私と連れ合いと、その友人Kちゃんは笑いあいました。
![]() | ここは正門を入ってすぐの場所。テレビでもここを馬車が通っていましたよねえ。敷地は結構広くて、建物は創立当時の姿に近く、とてもゆったりと、なんだか異国情緒が感じられました。 事務所で登録すると、案内の人がついて、工場内を案内してくれます。私たちはフリーで周りましたが、時々説明も横から聞いていました。 |
そしてこれがウイスキーの蒸留釜…ここで20度ほどのウイスキーができて、さらに奥の再留釜で65~70度にアルコール度数を高めるのだそうだ。 蒸留釜を熱するのに、ここでは石炭を使っていたが、それが創立当時からのやり方で、そのやり方は、世界でもここだけだ…と案内の人は言っていた。 | ![]() |
![]() | ここはマッさんのモデルとなった竹鶴正孝とリタが住んでいた住宅です。中にも入り見学できます。 とにかくニッカウヰスキーさん。現代に生きる過酷な企業とは思えないほど、遺産の管理や仕事のやり方、訪問者への応対…いずれをとっても、なんだかのんびり、ほわ~んとした空気がいいですねえ。 |
そして飾られていた、このステンドグラス…私の若かったころを思い出します。懐かしさがよみがえりますよ。 私も若い頃は、どちらかというとニッカのファンでしたからねえ。 Hi-NIKKA…ヒヒニッカ…と呼び、よく飲んでいました。 当時よく流行ったコーラ割でも飲みました。 そして翌日は必ず二日酔い、頭痛でとほほ…な生活してましたねえ。(笑) | ![]() |
さて、北の旅1日目は、各のごとしの有様でした。
…て言うか、この日はまだこれから積丹半島を周り、神威岬を訪ね、ニセコの近く神仙沼と五色温泉に入り、知人のタンポポハウスを訪ねます。
まあ、その話はまた次回としましょう。
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2015/07/05(日)
6月15日に四万十を発ち、16日0時半に舞鶴港から小樽に向けてのフェリーに乗り込みました。
6月30日23時半小樽港発、舞鶴行きのフェリーで帰路につき、2日間大阪で宿泊。
孫ちんたちと遊び、3日の夜…ようやく18日ぶりに四万十へと帰ってきました。
今回の北の旅…7回目になります。
すっかり北海道にもなじんでしまい、あまり新鮮さは感じなくなりましたが、その分、北海道の大自然と雄大さをじんわりとかみしめる旅を楽しめました。
旅立ちの(出港の)時は、生憎の雨でしたが、北上するにつれ雨はやんできました。しかし、太陽は拝めず一面霧の中…それでも夜20時45分…小樽に着いた時は晴れていました。
今回の旅は、小樽に着くなり、追跡してきたパトカーに、いきなり止められるなど波乱を予期させるような事態もありましたが、何よりも過去の北の旅と違ったのは、連れ合いさん以外に、もう一人連れ合いさんの50年来の友人が一緒の旅であったことでした。
これまでは、車(アルファード)の後部座席を倒して、その上に私が作ったベッド代わりの板を敷き、2人でその上で寝ていましたが、今回は3人…川の字になって寝るか、それとも小の字になって寝るか…まあ、それも難儀な話ですが、何よりも後ろの座席を一つ、どうしても確保しなければなりません。
ベッドを作ってしまうと座席が確保できません。
仕方なく、ベニヤ板を加工して運転席に寝床を一つ作り、そこで一人が眠り、後部座席はフルフラットにして、そこで2人が眠ることにしました。
今回の旅は、車中泊がメインで、旅館に泊まったのは2泊だけ、知人の家に2泊、船中で2泊そして大阪で2泊…残りの10泊は車の中で眠りました。
まあ、そんなやじきた珍道中…その様子は次回から掲載します。
今回の全走行距離は5001キロにのぼりました。
ちょうど日本列島を往復した距離になりますかねえ。
6月15日に四万十を発ち、16日0時半に舞鶴港から小樽に向けてのフェリーに乗り込みました。
6月30日23時半小樽港発、舞鶴行きのフェリーで帰路につき、2日間大阪で宿泊。
孫ちんたちと遊び、3日の夜…ようやく18日ぶりに四万十へと帰ってきました。
今回の北の旅…7回目になります。
すっかり北海道にもなじんでしまい、あまり新鮮さは感じなくなりましたが、その分、北海道の大自然と雄大さをじんわりとかみしめる旅を楽しめました。
16日朝、佐渡島沖辺りを航海するフェリーの軌跡
旅立ちの(出港の)時は、生憎の雨でしたが、北上するにつれ雨はやんできました。しかし、太陽は拝めず一面霧の中…それでも夜20時45分…小樽に着いた時は晴れていました。
今回の旅は、小樽に着くなり、追跡してきたパトカーに、いきなり止められるなど波乱を予期させるような事態もありましたが、何よりも過去の北の旅と違ったのは、連れ合いさん以外に、もう一人連れ合いさんの50年来の友人が一緒の旅であったことでした。
これまでは、車(アルファード)の後部座席を倒して、その上に私が作ったベッド代わりの板を敷き、2人でその上で寝ていましたが、今回は3人…川の字になって寝るか、それとも小の字になって寝るか…まあ、それも難儀な話ですが、何よりも後ろの座席を一つ、どうしても確保しなければなりません。
ベッドを作ってしまうと座席が確保できません。
仕方なく、ベニヤ板を加工して運転席に寝床を一つ作り、そこで一人が眠り、後部座席はフルフラットにして、そこで2人が眠ることにしました。
今回の旅は、車中泊がメインで、旅館に泊まったのは2泊だけ、知人の家に2泊、船中で2泊そして大阪で2泊…残りの10泊は車の中で眠りました。
まあ、そんなやじきた珍道中…その様子は次回から掲載します。
今回の全走行距離は5001キロにのぼりました。
ちょうど日本列島を往復した距離になりますかねえ。
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