とにかくこの日は、襟裳岬の岩礁の先端までよく見えていました。
岬には先日も紹介しましたが、それ以外にも結構多くの種類の花が咲いていました。
右上の写真はオオバコ。
風が強いので背の低いハマナスが咲いています こちらはウツボグサ
崖の上から、花と海の景色以外何もない襟裳を楽しんだ後は、食堂でツブ貝やカニなど具だくさんの大漁ラーメンの昼食を摂り、次の目的地…釧路湿原へ向かいました。
途中、エンレイソウが見られるか? と広尾の港にある、エンレイソウの群生地に寄ってみましたが、残念ながら花は全部散ってしまった後でした。
苫小牧から釧路までは結構道のりもあり、遅くなりそうなので、釧路湿原の見物は明日にして、この日は道の駅、阿寒丹頂の里へと直行しました。この日は384㎞走りました。
ここの道の駅の向かいには、小さなホテルがあり、温泉とレストランが利用できます。
早めに温泉に入り、風呂場の休憩所で寝ころんで3人で旅の感想やら漫画を見ながら時間を潰しました。
夕方6時からレストランでビールで乾杯。食事を摂って、また今夜も車中泊です。
え~と ? 姫カイウ
6月20日は、早々と釧路湿原に入り、3㎞ほどの木道を歩きました。なんだかねえ、北海道へ来てから毎日よく歩きます。最初の日、ニッカウヰスキーの工場を歩いている時は、足は痛いわ、腰は痛いわ…て゛悲鳴を上げそうになりましたが、その後あちらこちらと歩き回るうちに、すっかり足腰が丈夫になったようで、この頃は相当歩いても平気になりました。
ヤナギトラノオ ハナタネツケバナ
釧路湿原は、冬の雪が少なくて、湿地の保温状態が悪かったようで、花の咲く時期が少し狂い、また咲く量も少なかったようです。
ハナタネツケバナはもうシーズンが終わっていました。かろうじて残り物を見つけ写真に撮りましたが、この花の本当の美しさが、これでは分かりませんねえ。
タヌキモ ミツガシワ
ミツガシワの花は最盛期にははじけるように咲き躍動感のある姿は、とても美しい花です。でもこの花も、ここ釧路だけでなく、他の所でも、もう盛期が終わっていました。
タヌキモは名前とは違い、よく見ると結構可愛いきれいな花です。
ツルコケモモ ワタスゲ
腐っても鯛…ではないが、釧路湿原は一応、日本最大の湿原です。花の管理…の点では最近他の湿原に負けているのではないかと私は思いますが、しかし、反面、人工的な手はできるだけ加えない…というのもまた必要なのだろう…とも思う訳です。
捕虫植物・モウセンゴケ 広々した釧路湿原
花を求めて、この広々とした釧路湿原の木道を歩いていると、『あ~ 北海道へ来たなあ!』としみじみと実感します。
さて、釧路湿原の花の探索の次は、釧路川に沿いオフロードの道を走るのも、なかなか捨てがたい魅力ですが、今回は以前不思議な体験をした道をたどり、高原を越えて次の目的地…霧多布湿原を目指すことにしました。
以下は、また次号で。。。。。。