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2008/04/17

世界の食料危機 日本がすべきことは多い (16日赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-16/2008041602_01_0.html

 前回の記事でも、少しふれたが、上記「赤旗」によると、今、世界の食糧危機が改めて注目を集めている。
地球温暖化の影響なのか…豪州の干ばつや世界各地の豪雨のため、食料が不足し、その上、穀物の飼料化やバイオ燃料への転換、金融投機により穀物の価格が高騰し、多くの途上国が社会的危機に直面しています。

 3月以来、中東のエジプト、アフリカのカメルーン、コートジボワール、セネガル、ブルキナファソ、エチオピア、マダガスカル、アジアのインドネシア、フィリピン、バングラデシュ、カリブ海のハイチなどで暴動が起きました。ハイチでは5人が死亡しているそうです。

 世界の37カ国もが食料危機に直面しているとされ、国連食糧農業機関(FAO)、国連世界食糧計画(WFP)、世界銀行などが援助を要請しています。国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は14日、食料危機の緊急性を指摘し、緊急援助と長期的対策の必要を強調しました。

 今夏の洞爺湖サミットでは食料問題も論議されるようです。ドイツのハイリゲンダムで昨年開かれたサミットでは、投機マネーの規制が議論されたものの、日本や米国などの抵抗で規制実現にはいたりませんでした。日本はサミット議長国として、援助とともに投機規制の実現にも積極的な役割を果たすべきでしょう。

17日の asahi.com でも、要旨だけですが、この問題を取り上げています。
食糧問題、洞爺湖サミット主要議題に 政府方針
http://www.asahi.com/politics/update/0416/TKY200804160349.html

 私は、平和や人権、民主主義は、今や空気と同じ…これがなければ人類は生きてはいけないと、常々思っています。<(空気と違い、平和や人権、民主主義は、なければ無いでも、人類は生きていける>と反論される方もあるかもしれませんが、それは単に生物学的に生存できるだけであり、精神の自由・平和と文化の存在しない社会は、「人間」として生きている状態ではないと思います。

 話が、少し横へそれましたが、「食糧」は、まさに、それらを超越した、人類の生存にとり、最も根幹的で、絶対に欠かせない問題として、「最重要の課題」だと思っています。「人間、パンのみにて生きるに非ず」…なんて、有名な言葉がありますが、それは、食糧が確保され、餓死の心配のない状況…つまり、「衣食住足りて、礼節を知る」…と言う、別の次元でのお話です。

 一方、我が国政府与党の立場はどうでしょうか?
私は、「農民連」のHPで、下記の記事を見て、怒りを通り越し、唖然としています。

食料自給率が12%に下がっても「国内生産は結構残るじゃないか」
経済財政諮問会議のあきれる議論

http://www.nouminren.ne.jp/index.htm

 農水省は二月二十六日、経済財政諮問会議のEPA・農業ワーキンググループに、農産物の関税を全廃(完全自由化)した場合、食料自給率が現在の四〇%から一二%に下がるとの試算を提出しました。経済財政諮問会議のねらいは、日豪に続いて、日米、日中のEPAの締結に向けた道筋をつけ、財界の要求にもとづくグローバル化をさらに推進すること。農水省に試算を提出させたのもこの議論の一環であり、極めて危険な事態です。

 完全自由化で米、小麦もほぼ壊滅
 試算によると、完全自由化した場合、小麦、甘味資源作物(テンサイ、サトウキビ)、でん粉原料作物(ジャガイモ、サツマイモ)などが壊滅。生乳、牛肉、豚肉なども一〜三割しか残らず、鶏卵、鶏肉、茶、リンゴ、かんきつ類で八〜三〇%の減少。米も当面、四割減り、最終的には一割しか残らず、この結果、食料自給率は一二%まで低下すると見込んでいます。
 また、国内農業の縮小にともなう関連産業の減少額は約九兆円に達し、約三百七十五万人の就業機会が失われる恐れがあると予測。農業と地域経済への影響は、想像をはるかに超えます。

 松岡農相は、この試算について、「経済財政諮問会議で総体的な議論をしてもらうため」などと説明。また、財界の「完全自由化論」をけん制するねらいがある、という報道もあります。しかし議事録(要旨)を読むかぎり、このねらいは完全に“空振り”。自給率一二%にも「国内生産が結構残るじゃないかという印象を持っている」(本間正義・東大教授)と、目を疑う発言も出てきます。

…以下略


 私は、最近、「売国奴」や「亡国」など、過激な言葉は、あまり使わないよう心がけていますが、松岡農相や本間正義氏の発言を見ると、思わず「売国奴めっ!」と言いたくなってしまいます。(苦笑)

 皆さん、これが農業に対する、政府与党の立場なんです。肝心要の「食糧政策」が、これですから、国民の暮らしや、生死、医療や雇用、福祉の破壊など、彼らの心を痛めるはずがありません。

 国民そっちのけで、国際貢献だとか、耳触りのよい言葉で、アメリカ思いやり・金持ち思いやりの新自由主義政策を推し進める、自民党と公明党に、今度の選挙では、国民の怒りを思い知らせてやりたいものです。

2008.04.17(Thu)11:26 |  日本の農業  | コメント : 0 | トラックバック : 4
2008/03/08

iwasi001.jpg

最近は、少し風は強いものの、春めいた陽気が続いている。フキノトウもすっかり花芽が開き、昨日は今年初めてのウグイスの鳴き声が聞こえました。昼食は、ウグイスの初音を楽しみながら、焚き火で、自分で加工したイワシの一夜干しを焼きながら、アツアツのイワシを一匹ずつ、皿に取り、ビールを飲む…真昼間からこんな至福の一時を過ごせるのも、ドロップアウトし田舎で暮らす特権ですね。(く〜〜っ! ウマー!)

食料自給率の向上を真剣にめざし、安心して農業にはげめる農政への転換を
日本共産党の農業再生プラン


今日は、昨日発表された「共産党の農業再生プラン」を、コンパクトにまとめて公開する予定でしたが、実は、今日、しばらく四万十を離れ、大阪へ帰ることになっています。あまり時間がありませんので、項目だけの紹介にとどめておきます。全文をお読み下さることをお勧めします。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-08/2008030825_01_0.html

 日本の食料と農業は、新たに深刻な危機に直面しています。わが国の食料自給率は世界でも異常な39%にまで低下してしまいました(日本を除く先進11カ国の平均は103%=農林水産省資料)。耕作放棄を余儀なくされた農地は全耕地の1割近く(埼玉県の総面積に相当)にも達し、農業にたずさわる人の45%が70歳以上という「高齢化」が進行しています。しかも農産物価格は暴落をつづけ、政府が「モデル」としている大規模農家でさえ「やっていけない」のが現状です。

〈日本の農業と農村を衰退させてきた自民党農政の重大な責任〉

農業予算も年々減り続けています。08年度の予算は、2000年度にくらべて8700億円も削減され、国の一般歳出にしめる農業予算の比率も、95年の8%から07年には4%にまで低下しています。

 こうした施策の結果、規模拡大した農家をふくめて多くの農家にとって経営がつづけられない事態が広がっています。農業就業者は20年間で半減し、深刻な後継者難、担い手不足に直面しています。耕作放棄、農地の荒廃も深刻です。まさに「亡国の農政」といわなければなりません。

〈食料をめぐる国際情勢の激変は、農政の根本的転換をせまっている〉

 一国の農業は、国民の生命を支える食料の安定供給の土台そのものです。そして、国土や環境の保全などにとってかけがえのない役割を果たしています。日本学術会議の試算によれば、日本農業が果たしている多面的な役割は、年間の農業生産額に匹敵する8兆2000億円にも相当します。農業を痛めつける政治をつづけたままでは、現下の食料情勢に対応することができず、国土・環境破壊もいっそうひどくなることは目に見えています。

〈「食料自給率向上」を国政の重要な柱にすえ、50%台回復を最優先課題とする〉
 食料自給率39%という危機的状況から抜け出すことは、わが国にとって「待ったなし」の課題です。各種の世論調査でも、圧倒的多数の国民が「食料自給率の向上」をもとめているという結果が出ています。自給率を50%台に引き上げることを国政の当面の最優先課題に位置づけ、その達成にむけてあらゆる手立てをとることを農政の基本にすえるべきです。

提言1
持続可能な農業経営の実現をめざし、価格保障・所得補償制度を抜本的に充実する


【1】米の需給と価格の安定をはかるために、価格保障=「不足払い」制度を創設する
(1)少なくとも1万7000円以上の生産者価格を実現する
(2)米の需給や流通の安定に政府が責任を果たす
(3)ミニマムアクセス米の義務的輸入を中止する

【2】麦・大豆なども、価格保障と所得補償の組み合わせで増産をうながす
【3】畜産や野菜・果樹なども手厚い支援で増産をはかる

〈価格保障・所得補償費を農業予算の柱に位置づける〉

 以上の(1)〜(3)の対策に必要な予算は、現在の流通量や生産費、価格などを踏まえると9000億円です。08年度の国の農業関係予算案のうち価格・所得対策予算は5400億円であり、4000億円程度を追加すれば実施は可能です。08年の農業関係予算には、価格・所得対策予算を上回って、農業土木事業費が6700億円ふくまれています。不要不急な土木事業の大胆な削減・見直しをおこない、農家経営の安定に必要な価格保障・所得補償費を農業予算の主役にすえるべきです。小泉「構造改革」によって削減された農業予算全体も日本経済の基幹的分野にふさわしい水準にもどして、必要な予算を確保します。これらの施策を実行しながら、自給率50%台の早期達成をめざします。

提言2
家族経営を維持するとともに、大規模経営をふくむ担い手育成で農地を保全する


(1)多様な家族経営を維持・発展させる
(2)地域農業で重要な役割をはたしている大規模農家や生産組織を支援する
(3)新規就農者の参入・定着を支援する
(4)株式会社への農地取得の解禁に反対する

提言3
関税など国境措置を維持・強化し、「食料主権」を保障する貿易ルールを追求する


 世界各国では、農業をめぐる自然的・社会的条件や、農業のはたしている多面的機能の国ごとの違いを踏まえて、生産条件の格差から生まれる不利を補正するため、関税や輸入規制など必要な国境措置がとられています。実際に農産物輸入の平均関税率をみてみると、農産物輸出国であるEU(20%)やアルゼンチン(33%)、ブラジル(35%)、メキシコ(43%)は、日本(12%)よりもはるかに高く設定しています。関税など国境措置を維持・強化することは当然です。

提言4
農業者と消費者の共同を広げて、「食の安全」と地域農業の再生をめざす


(1)輸入食品の検査体制を強化し、原産国表示の徹底をはかる
(2)農産物・加工品の監視体制を強化し、製造年月日表示を復活する
(3)BSE対策の全頭検査を維持する
(4)地産地消や食の安全を重視した地域づくりをすすめる


農業を、国の基幹産業とする…と位置付けている政党は「共産党」しかありません。みなさん、知ってました?…軍隊がなくても国は滅びませんが、「食糧」がなければ、間違いなく国は滅びます。軍備を叫ぶ人たちも、本当に日本の防衛を考えるなら、この「食糧問題」は、絶対に避けて通れない問題です。
それ以前に、私は日本の米、野菜、魚が食べられなくなる…そのことに我慢がなりません。皆さんは、いかがお考えでしょうか???。

2008.03.09(Sun)10:29 |  日本の農業  | コメント : 3 | トラックバック : 3
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simanto114は被爆二世として悩み、苦しんだ過去から「国民の 国民による 国民のための政治」をスタンスとして、平和を願うコメントを発信していきます。

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